高尾山口〜相模湖 徒歩

そういえば、歩きすぎて足がパンパンになるという経験をずいぶん長いことしていないなあと、ふと思った。
そんなわけで、高尾山口駅から出発して、国道20号を足がパンパンになるまで歩いてみようではないかと計画した。

しかし朝起きるのが辛くて、高尾山口駅から出発したのは14時ちょっと前…。
いかんいかん、こんなんじゃたいして歩けないうちに日が暮れてしまう。
まあひとまず歩き出すことにした。

バイクや車では、もう何度も何度も通った道なのだが、徒歩はさすがに初めてだ。バイクや車で通るときは、ちょうど市街から抜けて山の入口にさしかかるところで、ワクワク感が沸いてくるポイントなのだが、徒歩だとあまりにスローペース過ぎて、ワクワクなんて全然感じないなあ。
見慣れた単調な景色がゆっくりゆっくりと移り変わっていくだけだ。

 

道沿いに梅の花が咲いていた。天気はあいにく曇りだったんだが、ちょうどよく数分、雲の間から陽がさしてきたので、急いで写真を撮った。

しかし、バイクや車で通り抜けていくときには全然気づかなかったんだが、川沿いのゴミがすごいね。不法投棄もあれば車からのポイ捨てらしきものもあれば。
ますます気分は盛り下がるなあ。
あちこちに「高尾山の自然を守るために圏央道建設反対」とか看板が出てるんだけど、その前にこのゴミを何とかしたほうがいいんじゃないの? こんなゴミまみれ状態のままで「自然を守るため」もクソもないだろ。
反対運動をしている人がこれらのゴミを片付ける、もしくは片付けるように自治体に要請しているのなら「自然を守るため圏央道建設反対」にも、説得力はでてくると思うんだが、そういった様子はないようだし…。

などなど考えつつ、歩き出して1時間15分ほどで、大垂水峠の入口に差し掛かった。


さあ峠越えだ、気合を入れていくぞー!と思っていたのだが、


あれ?! わずか23分で頂上まで来てしまった。こんな程度のものだったっけ? ちょっと体が火照っているけど、汗すらかいてない。写真を撮るために時々数分間ストップはしていたけど…。なんだガッカリだなあ。

筋肉の疲れも全然と言っていいほどない。
しかし、ジョギング用の軽い靴を久しぶりに履いてきたのだが、これが指先がきつすぎて、両足の親指が痛くなってきた。

峠道には、事故った車やバイクを引き上げるためのレッカー屋の看板が良くあるものなのだが、このレッカー屋はなかなかよい看板を出していた。