GPS紛失

思い出すだけでも悔しいのでいままで書かずにいたのだが、実は5月に東北横断ツーリングに行った帰りの関越道で、愛用していたハンディGPSeTrex Legendを紛失してしまったのだ。
紛失ていうか、自分の不注意で、高速道路走行中に落下させてしまったのだ。

タンクバッグに、このハンディGPS(と、自賠責保険証や登録証など)を入れていたのだが、タンクバッグのふたを閉め忘れていたのだ。
高速走行していたので、空気抵抗を低減するため、体を前傾させていたので、ふたは腹に押さえつけられて、開かずに何とか耐えていた。


しかしなんだか腹の下でバタバタ動いている。いったい何が起こってるんだろう? まさか腹に鳥が衝突して、まだ生きていてバタバタ動いているんじゃないだろうね…などと考えながら体を起こした。


そしたらいままで押さえつけられていたふたがガバッと開き、タンクバッグの中身が、すぽーん!と飛び出していったのだ。この中に前述のハンディGPSや各種書類が入っていた。


後ろに車がいたので、ハザードを出して追い抜かせて、路肩に停車したのはいいが、すでに中身を飛ばしてしまったところからは500mほども過ぎ去ってしまっていた。
この真っ暗な中、路肩を片道500m歩いて探しに行くのは、たいへん危ないし、懐中電灯の類は持っていない(持っていたが電池が切れていた)し、もし見つけられたとしても、拾いに行くのはあまりに危ない。そもそもこれだけのスピードで落下して、壊れていないというほうが考えづらい。
などなどの理由により、泣く泣くあきらめる事にしたのだ。

ハンディGPSを使い始めて以来、現在位置が確実にわかることのありがたみを忘れかけていた。
GPSが無いと、標識がわかりづらい地方では、分岐点がどこなのかを知るのがたいへんだ。
また、複雑な道の分岐などで、神の地図では縮尺が固定だからイマイチよくわからんところでも、GPSなら拡大ができるから、間違えずにいられる。
いままで走ったポイントがライン表示されているので、気軽に寄り道ができる。
PCにログを転送することができるので、デジカメ写真のタイムスタンプをログを照らし合わせて、撮影場所を正確に把握することができる。

ナビゲーション機能が無いハンディGPSでも、こんなにいろいろメリットがある。確かに税込み60000以上と割高感はあるが、充分満足して使用していた。
先日は、GPSを無くして初めてバイクでツーリングしたのだが、やっぱり厳しいね。土地勘のある地域なら(多摩・秩父近辺など)なんとかなるが、初めての土地で、しかも標識が不親切だとなあ。
うーん、カラーの新機種も出たことだし、旧機種のeTrex Legendを値下げしてくれないものかなあ。