カラスヤ氏のヤンマガ出張

電車の中でヤンマガを読んでいたところ、ページ一面にどデカく、僕の大好きなカラスヤサトシが登場していて、思わず噴きだしてしまった。


いつもはアフタヌーンの、あのちっちゃいサイズの4コマで登場するカラスヤ氏が(最近は拡大版もあるが)、「ヤンマガ出張版」などと称して、唐突に、どデカく載っていたので、めっさ不意を打たれて笑ってしまった。
しかもコレがまたイイ面してるんだ! この右目や口元の表現を見よ! 最高すぎる。


カラスヤ氏は自虐ギャグなのだが、よくありがちな「こんなにダメな俺ってもしかしてカッコいい?」みたいな、せせこましいナルシズムが微塵も無くて、純粋に楽しめて大好きだ。
さらに見逃してはならないのは、自虐ギャグは往々にして「それってあるある!」系の、プチ共感で笑わせようとするネタであることが多い。個人的にはそういうプチ共感に共感はできても、それが笑いに繋がることがめったに無い。笑いをとる立場の人が、自分の普通人感覚をわざわざアピールしてどうするよ? なんでそれが売りになるの? と思ってしまうのだ。
自分の世間からのズレっぷり、特異っぷりを、共感を特に求めるでも排除しているでもない、カラスヤ氏の自然体の自虐ギャグは、読むほうも身構えずにいられるので心地よい。いまアフタヌーンで一番楽しみにしている漫画だ。