「ゲームシーンに合わせて部屋全体で臨場感」

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/12/05/005.html

昨年の12月のニュースだったのだが、スラッシュドットで取り上げられてようやく気づいた。

amBXは、スクリプト言語、ソフトウェア・エンジン、ハードウェア・アーキテクチャなどを総合的に駆使して実現する新技術とされ、スクリーン上のゲームの世界を、現実のリアルな環境でも再現することが目標に掲げられている。例えば、アマゾンのジャングルに迷い込むシーンでは、部屋の照明をグリーンカラーに、イルカと一緒に海中を泳ぐシーンでは、部屋の照明をブルーカラーに調整するほか、稲妻が光るとストロボが発光する、大ジャンプのシーンではファンのスイッチが入って風が発生する、海賊船が炎上するシーンではヒーターの温風が吹き付けるなど、部屋中の家電製品をamBX対応にすることで、より臨場感あふれるゲームプレイが楽しめるとされている。
そりゃ技術的には可能だろうが、過度な照明の変化で視力を落とした、とか、急激な温度変化で体調を崩した、とか、訴訟を起こされそうじゃないかね。フィリップス、勇気あるなあ。
「部屋中の家電製品をamBX対応にすることで」って軽く言ってくれるが、いったいお値段はいかほどなのだろうか。導入するユーザはどの程度いるのか。ゲーム制作で増える工数はいかほどなのか。どっちかっていうと施設向けの技術ではないか。コンシューマに売ろうというのは無謀ではないか。

おそらく無線LANで、ゲーム(おそらくPCでしょう)から家電をコントロールするのだろうが、ということは携帯やモバイルからも空調をコントロールできたりするってことだよね。
帰宅の10分前に、携帯からヒーターのスイッチオン!とか、考えてみればなかなかいいかもしれない。