ログ記録のみのGPSユニットが出るらしい

昨年の5月にポータブルGPSを紛失してしまって以来、安い新製品を待ち望んでいるのだけどなかなか出ないで困っていた。
縮尺の荒いツーリングマップルを使うには、ポータブルGPSがあると超便利だったし、なにより移動軌跡のログを、地図ソフトに表示させれば、デジカメの写真がどこで撮られたものなのか、すぐに判別できた。これはかなり便利だ。
GPSが無くなってからは、仕方なく撮影したあと、地図の「おそらくいまここ」と思われるところを指差して、それを撮影して記録しておく…という、超アナログな方法を採っていたのだ。

なんと驚いたことに、ログ記録だけに特化した、比較的安価なGPSユニットがソニーから登場するようだ。

内蔵メモリーに位置情報・時刻を自動記録するGPSユニットキット発売

これはまたニッチなところを狙ったなあ。
僕がGPSを利用していたような用途をバッチリ狙っているのか、以下のような機能もある。

ソニー製デジタルスチルカメラ“サイバーショット” やデジタル一眼レフカメラ“α”及びデジタルビデオカメラレコーダー“ハンディカム”と本機を持ち歩くことで、その際撮影した画像データをパソコンで管理する際、画像データにGPS位置情報を追記させ、付属の日本地図ソフト上(昭文社)の撮影場所に画像データを自動表示させることができます。
あたかもソニーのデジカメのみに囲い込んでいるように思えてしまう文なのだが、どうもそんなわけではないようだ。
<(1)撮影時>
本機の電源を入れ、測位を確認し、お手持ちの“サイバーショット”“”や“ハンディカム” (*5)での撮影時に一緒に携帯し、静止画撮影をします。(本機と接続する必要はありません)
<(2)画像に位置情報付加(マッチング)>
本機と付属のアプリケーションソフトウエア「GPS Image Tracker」を起動したパソコン(*6)をUSB接続し本機のGPSログ(位置情報)をパソコンに取り込みます。その後、画像データをパソコンに取り込みます。パソコンに取り込まれたGPSログと画像データ、それぞれの時間情報をマッチングさせることで、画像データに位置情報が付加されます。
要するに、Exifに埋め込まれた「撮影日時」タグを読み取って、GPSログと照合さえできればよいようだ。
ということは「撮影日時」タグを消さないRAW現像ソフトなら、RAWで撮影しても特に問題なさそう。RAWShooterは消さないようだ。

気になるお値段は、希望小売価格で、15,540円。
ログ記録オンリー用途と考えると、かなり微妙なところだ。
えいやーと思い切って、5万ちょっとくらい出してガーミンのGPSのほうが、長い目で見たらお得なような気がしなくもない。