Corinne Bailey Rae / Corinne Bailey Rae

久々にジャケ買いして以来、気に入って先週からヘビーローテーションしている一枚。

CORINNE BAILEY RAE

CORINNE BAILEY RAE

最近はこの手の、押し付けがましくない歌唱で、生楽器基調だけどヒップホップ時代以降の、現代としての質感を持ったミュージシャンが多いようで嬉しい限りです。
買ってから気がついたのだが、3曲目の"Put Your Records On"は、けっこう以前にMTVで見て気に入っていた(一回聴いただけで印象に残ってしまった)のだけど、画面を消して音だけ聴いていたので、うっかりアーティスト名などを見逃してしまっていたものだった。これはラッキーだ。その時にPVを見逃してしまって以来、運悪く見れていないのだ。
この曲を始め、良い曲が満載の佳作です。試聴はこちら。

ミックスも、べたっと張り付いたようなちょっと歪みぎみなボーカルに好対照な、ルーズなキックや、ほどよくアタックが抜けてくるギターのアルペジオコントラストが好印象です。
さきほどオーディオ系の雑誌を立ち読みしていたら、このアルバムが「オーディオファイルも満足の作品」と紹介されていて、意外であった。
ところでここでいう「オーディオファイル」というのは、"Audio File"ではなく"Audio Phile"です。オーディオを愛する人、って意味ですかね。
こういう、ザラッとした質感で、奥行きが平板なミックスって、いわゆるオーディオマニアの人は嫌いそうだと先入観を持っていたのだが。

僕が買ったのはUS版なのですが、どうやらUK版は"Copy-Protected CD"だそうだ。
US版
UK版
日本版

ちょっと優等生すぎな感じで、僕の好みとしてはちょっと綺麗過ぎる感じがするのだが、しばらくはヘビーローテーションすることになりそうな感じだ。