MotoGP第4戦上海(結果バレ)

レースは6日だったのだけど、なんとG+の放送は8日の夕方からである。せっかく時差が無い上海ラウンドなのに…。我慢できないので地上波で見る。

カタールと同様に、別クラスのバイクかと思われるような、異常なドゥカティの速さだ。しかしいざレースがスタートすると、トップグループで争っているのはストーナーだけなんだけど。
せっかくコーナーでロッシが詰めたり、追い抜いても、ストレートであっさりと追い抜かれてしまう。こりゃあ他メーカーはたまらないでしょう。

そしてなんとホプキンスが表彰台圏内をキープしている! ペドロサすら引き離しているのだ。昨年までなら序盤はともかく、後半からズルズル後退して行ったのだが…スズキの今年の進歩は特筆すべきものがある。
しかし、ホプキンスといえば、いいところで自爆転倒する男である。どうなることやら。

今期調子が悪い、カピロッシとヘイデンの両エース、今回も中盤でもたついていてまったく精彩が無い。特に昨年王者のヘイデンの心中は穏やかではないだろう。

ストーナーとの絶望的なパワー差を補うため、ロッシが恐るべきレイトブレーキングを試みた!のだが、さすがのロッシもコースアウトしてしまう。コースアウトしても最小限のタイムロスで抑えて、4位のペドロサも全く追いつけないまま、うまくコースに復帰してしまうのは、さすがだ。
そしてホプキンスを捉えて、なんとか2位に再浮上してしまう。こういうのを見ると、パウンドフォーパウンドでは、やっぱどう考えてもロッシが世界最強だよなと思わざるを得ない。

ストーナー、ロッシ、ホプキンスでゴール!ホプキンスは初表彰台だ。ホプキンスにかなり拍手してしまった。

・ホプキンス 自身初の表彰台を獲得

そして上位のブリヂストン率の高さがすごい。もうあからさまに今期はブリヂストンが結果を残しているのでは? 直線速度にプライオリティを置いているドゥカティがコーナーで破綻しないのも、ブリヂストンのおかげなのかもしれない。

我等が中野は、なんと我等が玉田に追突されてしまって、両者リタイヤ…日本人ファンにとってはこれ以上無い最悪の結果だ。
インタビューで、中野は珍しく怒りをあらわにしている。玉田に対しては、お互い怪我も無かったし良いのだけど、とにかくマシンがまともに走らない、と強調している。今期はペドロサ以外、いまいち輝いていないホンダ勢なのだが、その中でも特にコニカミノルタの不調は際立っているものがある。中野が離れた後のカワサキがなかなか調子を上げているので、なおさら悔しい。

そういえば、昨年に時々活躍していたチームロバーツだが、今年はどうしちゃたんだろうか? やはりエンジンが根本的に変わったのは、弱小コンストラクタにはつらいのかな。