茨城県の珍キティ
先日、東北横断ツーリングに出かけたのだが、その途中の茨城県のサービスエリアで、またしても珍妙な地方限定キティ、略して珍キティをゲットした。
いままでの珍キティの履歴は以下の通りだ。
・山梨県の珍キティ
・富山県の珍キティ
・静岡県の珍キティ
・栃木県の珍キティ
茨城といえば、県庁所在地である水戸市を真っ先に思い出す方が多いだろう。もちろんこれは水戸黄門で植えつけられたイメージだ。
なのでもちろん水戸黄門キティがいないはずはない! 珍キティを探すためにサービスエリアに入った際に、売店を見る前から「絶対に水戸黄門キティ、あるだろうな」と予想していたのだが、やはりだ。しかし赤いリボンをつけた黄門様って…。由美かおるキティが片隅で湯浴みでもしていたら感心だったのだが、そこまで気の利いたデザインでは無いようで残念だ。
これもまた売店を見る前から、絶対にあるだろうと予想していた、水戸納豆キティだ。
茨城といえば、吉田戦車の「ぷりぷり県」作中では「茨城秘密納豆食推進自慢センター」によって、納豆を嫌いな者を襲う怪人「納豆男」が産み出された…という設定になっているくらいに、茨城=納豆のイメージは強烈だ。そんなわけで、当然のごとく納豆キティはあった。
キティは稲藁にくるまれているのだが、たいへん納豆くさそうなキティですね。僕は納豆は好物なのでなんとも思わないのだが、関西の方には、納豆に全身を包まれることを想像するだけで、うげーっとなってしまう方もいるのかもしれない。
そしてこの、茨城の2大ブランドが、サンリオによってコラボった結果、このような銘菓が生まれたのだ。
ハローキティ納豆せんべいだ。パッケージが黄門様の納豆せんべいなのだ。ディスプレイの右上に「たのしく うれしく かわい〜」などと書かれているようだが、かわい〜はともかくとして、いったい納豆せんべいの何が、楽しくて嬉しいのかがよくわからない。
茨城県でカエルといえば、筑波のがまガエルだ。
なのでこれは色はアオガエルみたいだがガマキティであるのに違いない。
しかし、こんなにプリティできれいな色のカエルだから、筑波=ガマだってことを思い出すのにずいぶん時間がかかってしまったよ! とてもガマ油などは出てきそうに無い、すべすべお肌ではないか。そしてやっぱり真っ赤なリボン着用だ。
それに対して、こちらのかえるマニアの方のページで見られる、筑波山の「観光がま公園」のがまは、ちゃんとキモくて好感が持てる。
さて筑波のがまガエルより、何キティであるのか迷ってしまったのがこれだ。
これは見るからにウーパールーパーだ。以前に知人から、大洗の水族館に、アルビノのウーパールーパーを見に行ったとかいう話を聞いたことがあったので、そうか茨城ってそんなにウーパールーパーで有名だったのかと勝手に合点してしまっていた。
ふむふむ、これはウーパールーパーキティ…っと。と納得してその場を離れたとき、こんなキティのぬいぐるみが目に入った。
この、あたかも「おたま」のようなキティは、あんこうキティなのだそうだ! そうだそうだ、茨城といったらあんこう鍋だった! ってことは、このウーパールーパーみたいなのもあんこうキティに違いない!
しかしさっきの、妙に色鮮やかな、がまガエルキティもいかがなものかと思ったのだが、それでも一応、カエルつながりな色調ではあった。それに対してこのあんこうキティはけしからんですね。まったくつながりが無いピンク色だ。ウーパールーパーにしか見えないではないか。