QuickTime PlayerでMarker Jumpができたのだった

意外に知られていないのだが、レジストしたQuickTime Playerには、簡易にして必要充分な編集機能がある。
例えばAIFFQuickTime Playerで開き、コピーしてクリップボードに入れた状態で、movに対してoptionで出てくる「追加」コマンドでペーストすると、カーソル位置からサウンドがレイヤーされる。
通常ペーストだと、映像が切れてサウンドだけの部分が出来てしまうのだが、「追加」コマンドを使えば、音声を映像に重ね合わせることができるのだ。
同様に、テキストをクリップボードに入れて「追加」すると、ムービーの下部に黒字に白で字幕表示がされる。

ここまではもう10年くらい前から知っていてよく使っていたのだが、いまさら全く知らなかった機能を発見した。
RegionもしくはMarker情報が含まれているAIFFQuickTime Playerで開くと、スクロールバーの右脇にプルダウンメニューが追加されて、その中にAIFFに含めたMarkerが表示され、Markerをプルダウンから選択すると、そのポイントにJumpするのだった。
もちろん、このRegionもしくはMarker情報が含まれたAIFFを映像に「追加」しても、有効だ。

Marker情報は、残っていると時々悪さをすることがあるので、普段はDelete except audioしておくことが殆どなのだ。
今日、うっかりRegion情報が残ったままのAIFFを「追加」したところ、偶然発見した。

いやあ、こりゃ便利だ。こりゃ使える。なんでいままで気づかなかったんだろう。
おそらくかなり最初期からあった機能だと思うんだけど。
もしかして知らなかったの僕だけ? だったら悔しいなあ。

このような機能があるとなると、ProToolsBounceした際、SessionのMarkerをBounced Fileに埋め込んでくれる機能がますます欲しくなる。おそらく失禁するほど便利になるんじゃないかな。
Sessionでカット割ごとに打ったMarkerをそのまま残しておければ、QuickTimeにしてから、この機能で望みのカットに一発でJumpできるし。
…これももしかしたら最新版のProToolsにはある機能だったりするわけ?

僕はAppleScriptは全然使っていないので未確認だが、きっとAppleScriptからも、このMarker Jumpも可能なのではないかと思われる。