MotoGP第4戦フランス決勝(バレ)

今日のレースは見ごたえがあったなあ。ポールのロッシのまさかの後退、コーリン・エドワーズの大健闘、いつもどおりのバレンティーノ・ロッシのトップ奪取、セテ・ジベルナウのレースレコード連発での驚異の追い上げ、この3人の真剣勝負、いやー熱かった。
文字通りの真剣勝負だ。剥き身の真剣で鍔迫り合いをしているかのようなギリギリバトルだ。一瞬のミスも許されない。ミスしたロッシを見逃さない二人、結局見事に挽回して、挙句の果てにはラストラップにサーキットレコードでゴールしちゃう化け物ロッシ。

ゴール後、セテに手を差し伸べるロッシ。あれセテ無視してる?前にやられた仕返し?と思ったのだがさすが紳士セテ、単に気づいていなかっただけだったのか? 二人タッチを交わす。

新世代の台頭と思われたマルコ・メランドリは、結局ベテランのマックス・ビアッジの追撃を免れることはできなかった。やっぱりレースとなると予選とは違い、駆け引き能力の差が出るんだろうなあ。

おっインタビューが始まった。今日は生中継だから字幕は無し。けっこう俺聞き取れるぞ!さいきんcrash.netを読んで勉強している成果が出たか?エドワーズってアメリカ人だろ?お前の英語が一番聞き取りづらいよ!
なんとなく言わんとしていることはわかるのだが、下手なことは書かないで、日本語報道を待つことにしよう。
ん?全くロッシの言ってることがわからんぞ!と思ったらイタリー語でしゃべってんのか。
しっかし通訳の人、全然同時通訳になってないなあ。
セテがロッシのことを"Rossi"と呼んでいるんだが、海外の人もロッシのことをRossiと呼ぶんだね。てっきり日本人だけが「ロッシ」と呼んで、あとは"Vale"だとばかり思っていた。

さて話を戻してゴール後のメランドリの悔しそうな顔が忘れられない。メランドリは裏表がなさそうな感じでなんか好感が持てる奴だ。下唇の下のヒゲは剃ったほうがいいと思うけど。

我らが中野真矢は結局8位フィニッシュだ。解説ではマシントラブル説も出ていたがどうだろう?はやく情報を知りたい。

そういえばその解説だが、開幕戦に続いてノリックがゲスト解説だったんだが、これが各所で評判になっている通り、ライダー心理をうまく教えてくれるいい解説だった。
宮城がちょっと、でしゃばりすぎて(いわゆる「プレゼンスを示す」ってやつ?)、話の腰を折っちゃってることがままあったのが気になった。ノリックが冷静に戦略的心理について語っているのに、根性論で話をまとめようとしちゃってることが数度あったし。

これからMotoGPを見ようという人には、ぜひ今回のビデオをオススメしたいような、いいレースだった。