御荷鉾林道〜妙義山〜佐久

梅雨に入る前にツーリングに行くことにする。前回の東北横断では、ちょっとスケジュールがタイトで、ちっとものんびりできなかった。今回は狭い範囲をじっくりと回ろうという計画だ。
いまちょっとストレスが溜まっているので、自分と波長が合っているのか、なぜだか通過するたびに気分がよくなる、群馬県南牧村近辺を走り回ってみよう。

そう意気込んでバイクのカバーを開けて見たところ、なにか変だ。いつもよりサイレンサーの位置が低いような、、、と思ったら、シートレールからサイレンサーを固定するために伸びているステーが割れて外れていた! ギャー。


え、いつのまに?!前回走り終えた時にすでに割れていたが、あまりに疲れていたから気づかなかっただけ?
応急処置はしようと思えばできそうだったのだけど、ここは慎重になるべきだ。少なくとも今回はLANZAに乗って行くのはやめておこう。かといってSDRはいまだ鍵を無くしたままだし、車しかない。
うーんこりゃあガッカリだ。
しかしボヤボヤしていたら梅雨が来てしまうので、あきらめて車で行くことにする。

この騒ぎで出発が遅れてしまった。今回はオール下道のつもりだったが、高速に乗って途中のSAで埼玉県の珍キティをゲットし、富岡ICで降りる。南牧村巡りは明日にすることにして、今日はいままで一度も走ったことがない、御荷鉾林道を走る計画だ。
県道46号を南下して行く。ときどき絶対にすれ違えないような狭い道になるので車だといまいち楽しくない。天気もどんより曇っているし、どうもテンションがあがらないなあ。


途中で「そばの里 那須庵」という看板がある。


群馬県でそばって、あんまりイメージにないな。さっそく寄ってみる。
地元のおばちゃんたちがやってる感じの店だ。まず出されたコンニャクがうまい。


さすが下仁田に近いだけのことはある。つるつるして変な雑味がなくてすっきりしている。


そばはかなり素朴な味だ。堅さはちょうど好みで、粒だった食感も好みだ。変な小細工をしていなくて、作為が鼻につかないのは好感がもてる。のだけど、ちょっとあとひと味がほしい感じ。たぶんつゆが単調すぎるせいだと思う。


さて御荷鉾林道に入る。天気がさえないせいか、車もバイクもMTBも登山者も皆無。


僕しかいない。独り占めだ。グラベルはそれほどきつくなくて、普通の車でも問題なく通れそうな感じ。
しかし稜線上を走る林道なのだが、見える風景が単調でちょっといまいち。


視界が中途半端に開けているぶん、山奥に分け入った感もないし。天気がよければずいぶん印象が違っただろうと思うんだけど。

岩肌に色とりどりのつつじが咲いていた。

 

御荷鉾林道を走破した後は北上し、妙義山を目指す。すると、道路にゴムひもみたいなのが横たわっている。気にせずそのまま踏んづけていこうとしたところ、じりじりと動いて草むらに入ろうとしている。あれ、もしかして蛇? それにしちゃ動きが遅いが。踏んづけて殺すと祟られるから(小学生のときの迷信が染み付いていて反射的にそう考えた)いかん。さっと避けて通り過ぎて車を止めた。
しかし、なんだか様子がおかしい。(以下、爬虫類が苦手な人もいると思うので、リンクにして写真は貼りません)

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あれ、これってもしかしたら交尾?! なんでよりによって道路のど真ん中で。結合したままずるずると草むらの中に逃げ込んでいく。
そしてこちら↓が拡大写真なのだがスゴイね。

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最初見たときは、ネズミかなにかを飲み込んで腹が膨らんでいるのかと思ったよ。


さて蛇を踏んづけなくてすんだことにほっとしつつ、改めて妙義山を目指す。前回行った時には雷雨に見舞われてしまったので、そのリベンジだ。


しかし今回もかなり中途半端な天気で、どうも盛り上がらない。あと数時間遅ければ、日暮れの空に妙義山の威容が見ごたえあったかもしれないが、、、時間的にも中途半端だったな。


どうも気分が盛り上がらないし、なんだか眠くなってきたので、高速に乗って佐久市を目指すことにする。明日は佐久市から県道93号に乗って南牧村に向かう計画だ。
眠さがちょっときつくなってきたので、途中の横川SAで仮眠をとる。横川と言ったら釜飯なのだが、SAではなぜか「だるま弁当」っていうのしかなかったみたいだ。ここでもやっぱりキティがしゃしゃりでてきていて「はろうきてぃだるま弁当」なんてのがある。


佐久ICを降りると、すぐに釜飯のおぎのやがある。そこでさっそく釜飯を食うのだが、とくにうまくもなくまずくもなく、、、。駅弁で食うと、気分が盛り上がっているからうまかったんだけどなあ。
そんなわけでいまいち気分が盛り上がらないまま佐久市に宿泊中。明日は天気がよければいいなあ。
飲み物を買うためにコンビニを探していたところ、スゴイ名前の神社の看板を発見した。


鼻面稲荷神社」らしいのだが、鼻面ってひどい名前だな。いま「鼻顔稲荷 名前 由来」でググってみたのだが、どうもヒットしなかった。誰もがツッコむ「ところだと思うのだが。
鼻面などというと、手塚治虫の「火の鳥」シリーズに出てくる猿田彦を思い出してしまう。もしかしてなにか関係あるのかな。