クリーニング ママさん

府中市美術館に徒歩で行こうとしたところ、このようなクリーニング屋を発見してしまった。


クリーニング ママさんらしいのだが、まあなかなかハッピーでヘヴンリーなイメージの店名ですね。なんだか洗剤のCMで、セーターをふんわりと取り込んでいる様子(スローモーション)が目に見えるようです。
しかし看板の左側にある、店のシンボルマークを見てみると、


こちらでは「おふくろの心で」となっとるのだが、ママなのかおふくろなのかハッキリしていただきたいです! 「ママ」と「おふくろ」とでは、田中好子市原悦子くらいイメージが異なります!
しかも「心で」で切っているのがまたイヤだ。「心で」どうするというのだ…。

では店の正面に回ってみよう。


「何もかも安心してまかせられる」らしいのだが、本当か? 本当に何もかもまかせていいんだな? 絶対だな? 裏切ったらひどいよ?
"MAMASAN"とわざわざローマ字で書いているのもなかなかいい味だ。"MUM"とか"Mummy"とかではないところが、日本人にもわかりやすくて、確かに安心といえよう。

そして店の脇に回ってみたところ…


「むかしむかし ママさんは川にせんたくにいきました」
…ふむ。洗濯に行ったのね。ママさんが。なにか昔話の序章のような看板ですね。
なんで唐突に、こんなに大々的に看板を使って物語を書き始めたのだろうかとか、あたかもこの店に品物を預けたら、クリーニング店だってのに、川で洗濯をされてしまうかのように受け取られかねない危惧を抱いてしまう僕なのであるが、その点はまあツッコまずにおこうではないか。
で、続きは?


「昼出して夕方仕上がり」
…話がまったく続いていないではないか!
ちゃんと責任を持って最後まで話してくれないと、子供だって続きが気になって夜も眠れません! それがおふくろの心ですか!