「ラーメンマンが、自然のパワーでモンゴルマンとして復活したことに感動し、自らも実践」

これは友人からの情報提供ネタだ。
最近は格闘技系ネタに疎くなっていたので見逃していた。助かった。
以前から珍発言、珍行動が多い美濃輪選手が、またもやカマしてくれたようだ。

美濃輪「キン肉マン」トレ、17日武士道

PRIDE武士道四天王の1人、美濃輪育久(29=フリー)が11日、武士道8(17日、名古屋レインボーホール)に向けて試合前恒例の野外公開練習を行った。3月の多摩川、5月の東京・品川区の海岸に続き、今回は東京・稲城市の山の中。斜面を走って上り下り、木の棒を使ったパンチ練習、地面に寝転がり1人スパーリングと、異様な光景が繰り広げられた。

美濃輪の自然の中での練習には理由がある。プロレスラーを志すきっかけとなった漫画「キン肉マン」だ。1度命を落とした登場人物のラーメンマンが、自然のパワーでモンゴルマンとして復活したことに感動し、自らも実践。「自然の中でやっているとパワーを感じるし、イメージトレーニングに集中できる」と週に2回は1人きりで野外練習を続けている。
「斜面を走って上り下り、木の棒を使ったパンチ練習」はわからないでもないのだが、「地面に寝転がり1人スパーリング」って…練習になっているのかよ!
友人からの情報提供コメントも「イメージトレーニングのイメージ画像がみたいところではある。」と、良いツッコミをしていた。

検索してみたところ、6/30日版のニュースに、こんなのがありました。

キモ戦へ美濃輪山ごもりヤルぞ

キモとの対戦が決まった美濃輪が、山での特訓計画を明かした。これまで多摩川、海での練習を公開しているが、今回は「もっと自然に近いところで練習したい」と決意。
これを読むと、「おお美濃輪燃えてるじゃん! 山ごもりですか。ぜひとも片方の眉毛を剃って挑んで欲しいものだよなあ!」と感心してしまうのであるが、それがなんと今回のニュースによると、山ごもりって、東京は稲城市ですか? 稲城市ごときで「山ごもり」などと言ってしまっては、稲城市の皆さんに失礼です!
山ごもりと称するには、せめて電車で1時間半かけて、秩父奥多摩にでも行けばいいものを、稲城ですか…。稲城市周辺の「山」とやらについては、この地図を見て皆さん推測してください。ゴルフ場とよみうりランドしかないような気がするのだが…。

さてこの記事の文中にある「これまで多摩川、海での練習を公開している」というのも気になるところですね。さっそく調べてみましたよ。

美濃輪“ビーチスパー”で怪気炎

PRIDE5連勝をかけた戦いを前に「オレがリアルプロレスラーだ!!」と、海へ向けて気勢を上げ、スパーではドロップキックを繰り出すなどプロレス技を敢行した。
美濃輪、大自然の中での猛特訓で野性味が倍増
ギルバート・アイブルと対戦する美濃輪育久が、東京・多摩川の河川敷で公開練習を行った。スパーリングでは、砂利の上や水の中でもおかまいましにタックルを仕掛けるなど、野生児ぶりを発揮。
羽田の海でビーチスパーに、多摩川の河川敷が大自然ですか…。稲城市の山ごもり同様、電車で30分以内で行けそうなところばかりですね。

今度の相手が、懐かしのキモだというのもちょっと寂しさを感じさせる美濃輪なのだが、上記のようないいキャラなので、どうもなんとなく応援せずにはいられません!
これらの珍行動については、情報提供メールの件名が全てを物語っていた。
「フリーですから。」
うーん、フリーって大変ですよね。ちょっといろいろ考えてしまうなあ。
いまだに謙吾を面倒見ているくらいに面倒見の良いパンクラス出身者なら、なおさら賢明であろう。


さて話は変わるがキモについてだ。
僕が総合格闘技を観はじめたのは、UFC2の後からだ。いままで興味のなかった格闘技雑誌を立ち読みしていて(たしか大山倍達が亡くなって大きなニュースになっていた時期)、Ultimate Fighting Championshipという、リアル修羅の門グラップラー刃牙って感じのスゴイ大会がアメリカで行われ、ホイスという、道着を着たままの、割と普通の体格の男が優勝したたのを知り、まさしく漫画みたいな世界だと、大いに興奮した。
初期のUFCについては、こちらを参照のこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/UFC

さて待望のUFC3が行われると、そのホイスは1回戦でこのキモと対戦する。そのときの様子はこちらを参照あれ。

http://sarunokaku.hp.infoseek.co.jp/1994.htm

初登場の怪人キモが1回戦でホイスと当たる
腹には大きく”ジーザス”背中にも大きく十字架という全身をあやしげな刺青で覆い、なんと体以上の大きさの十字架を背負っての入場、師匠でジョーサンという165ぐらいの男の言いなりの大男 という完全な色物だったのだ
キモは当時、技術は全くなかった、が、120キロあり、80キロのホイスを 体力のみで 圧倒する
最後はあえなくホイスに負けてしまうのだが、なんと、ホイスはこの1回戦のせいで、2回戦を棄権してしまう。
それまで、「われわれは死んでも、タップしない」だの「誰の挑戦でも受ける」だの エラソーにぬかしとったのだが・・
「ホイスは目がみえないんだ、戦闘機のガソリンがないのに、戦場に飛んでいけないだろう?」などと今では当たり前になってる、グレイシートークを当時からかましていた
キモは再度オクタゴンに入り「俺のせいでホイスは棄権だ」と大喜びでアピール
単純なアメリカ人に大受けする。
うひゃー、懐かしい。僕は雑誌でこの結果を読んで、いきなり期待していた出端をくじかれた感じだった。その後VTRで見て、ますますがっかりしたものだった。