MotoGP第9戦ドニントン(イギリス)バレ

G+でみていた時、250でトップ独走中の青山がコケたところで一気に気持ちが盛り下がってしまい、眠くなってしまって、MotoGPはタイマー録画していた。さきほどようやく見た。
それにしても、周回遅れをかわそうとして青山はベストラインを外してコケたのだろうが、抜かされる側もちゃんと気を使ってほしいよ! 青山もちょっと放心状態って感じの顔で、うっすら不満を表明していた。うーん実にかわいそうだ。

ところでダニエル・ペドロサは来年ホンダワークスでMotoGP参戦確定だそうで。実は125,250は時間に余裕がある時だけ見ているって感じであんまり熱心に見ていないのだが、ペドロサが飛び抜けているということくらいはもちろん知っている。濃い眉毛がアロンソと共通なスペイン男子だということも知っている。
まあ眉毛はどうでもいいが、中軽量級で有利だったのは、体重48キロっていうのも大きかったというのも知っている。
トニ・エリアスに至っては「ダニ(ペドロサ)は体重が軽すぎるからウェイト乗せろ」とか潔くないこと言って男を著しく落としていたし。MotoGPくらいパワーがあれば、体重の軽さはメリットにはならないし、どうかなー。
体重70キロ台でも、満タン時のパワーウェイトレシオが1前後!(かな?)っていうモンスターだし。

さてそのモンスターに乗って雨の降るドニントンでレースだ。あんな雨の中走るってだけで、おっかなびっくりだっていうのに。連中の感覚って常人のものとは違うんだろうな。常人のトラクションセンサーの延長線上には無い、別種のものなんじゃないかなあ。

ドライだった予選の時ですら、派手にスネーキングしたりブラックマークを残してカウンターだったりと、グリップが怪しい(というよりアンジュレーションの問題で荷重が抜けやすいのか?)サーキットだってのに、それでヘビーウェットなんだからさらに恐ろしい。

ポイントランキング2位を争っている連中が相次いで転倒リタイアだ。とりわけトップだったセテの転倒はかわいそうすぎた。なんだかすごくデジャビュな感じなのだが、、、。
デジャビュな感じと言えば、雨の中スズキの大健闘だ。しかしケニーはセテとは違って頑張った、最後で雨男バロスをかわして2位表彰台だ。

それにしてもバロスをかわしてからのロッシの独走っぷりときたらもう、呆れるしかなかったですね。
それまで3〜4度?あわやハイサイドってところをロデオみたいにこらえてみせて、うぉーすげーと思いつつも、ロッシこれ以上ペースあがらないんじゃないの、と思っていたのだが、やっぱりトップに出たら、またたくまに秒単位でタイムを縮めてきやがります!

我らが中野はギア抜けで「転倒するしか止まる方法はなかった」と、ちょっとイラついた顔で語っていた。他のブリジストン勢は、ケニーを始めとして好結果を出していたので、マシントラブルは残念なところだろう。

ノリックの解説は相変わらず良かったです。そこを知りたかったんだよと言う、常人には想像のつかない勝負の世界の立場から簡潔に発言してくれる。レース前のコース説明の時点で一味違う。レース中も、画面に映らないラップタイムからの分析してくれるの、ノリックだけだし、、、。
画面外のフォロー(玉田が孤立して順位キープとか)をもっとしてくれればバッチリなんだが、それは解説じゃなくて実況の役割か。