1/5 現在徳島へ向かうフェリーの上

夏休みが取れたので久々に遠出をすることにする。
当初の予定では、川崎から那智勝浦までフェリーで移動して、紀伊半島から日本海側まで縦断しようと思っていたのだが、なんと今年の6月からで便がなくなってしまったとのことだった。
そこで予定を変更して、まずは徳島までフェリーで移動することにする。
あとは到着してから、よい天気予報の方角へ向かうつもりだ。

 

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紀伊半島に徳島からフェリーで渡って(2時間かからない)当初の予定どおりに紀伊半島の南端から日本海まで縦断するか、
今まで通ったことのない瀬戸大橋を通って、鳥取砂丘まで本州を縦断するか、
ちょっと帰りが大変になるが、徳島から佐田岬まで四国を横断するというのも面白い。

いまはフェリーにチェックインして出港待ちだ。
徳島到着が、明日の昼だそうだ。
オーシャン東九フェリーの、食堂なしで、全席が2等寝台だが、数千円お得なフェリーというのに乗っている。
パソコンはもってきていないが、ザウルスでいまこうやってネットにアクセスしている。明日の昼まで嫌っていうほど時間があるが、どうやってすごそうかね。電波も届かなくなるだろうからネットもできないし。一応文庫本は持ってきたけど。
寝台スペースはこんな感じ。僕は上の段。

 

さて、これから船内探索をする。



乗船が17:50くらいで、出港が19:10なのでけっこう時間がある。荷物を自分の寝台に置いて、さっそくデッキに写真を撮りに行く。
羽田空港に着陸する飛行機がひっきりなしに頭上を通り過ぎて行く。

   

こんな頻繁とは思ってなかった。数分毎に飛行機が頭上を通り過ぎていく。空港は山手線並みの混雑だ。
写真を撮っているうち、あっと言う間に、出港時刻になってしまった。

  

出港して10分ほどで、もうAirH"は接続できなくなった。



食堂なしで自動販売機でメシを買うとなっているのだが、そのかわりに、船内専用の自動販売プリペイドカードをもらえるのだ。

 

徳島までの場合、3+2の5食分だ。電子レンジで暖めるカレーが1食分(普通に買ったら400円という設定だった)として販売されているので、普通の食欲の人なら明日の昼まで困るということはないだろう。

ゲームコーナーにはちょっと期待していた。こういうところのゲームコーナーって、VF2とかアルカノイドとか、懐かしの好きなゲームがよく置いてあるものだからね。…しかし残念ながらパチスロ脱衣麻雀ばっかりだった。しかも狭くて喫煙スペースだからこれは辛い。あとで気が向いたら脱衣麻雀でもやりにくるかな。

20:00ごろ、またデッキに出てみる。もう真っ暗だ。どこか遠くで花火があがってる。あんまりきれいなまんまるなので、最初は、上の写真で貼ったような、どこかの遊園地の観覧車かと思った。海も空も真っ暗で、水平線に明かりが一直線に並び、その一直線からぽつんと飛び出るように花火が上がっている。ヨットの帆の形をした灯台らしきものを通り過ぎて行く。



いま窓辺のスペースでザウルスにこうやって日記を打ち込んだり文庫本を読んだりしている。ちょうどいまホーガンの「未来の2つの顔」を読み返していたところなのでそれをもってきた。
こうやって読み返すと、星野漫画版はうまく要約していたんだなあ。けっこう大胆に原作のエピソードを端折っているのだが、端折っている部分が、こうして読み返している時に、ああそういやこういうエピソードあったわと思い出すようなところだけだ。重要な部分はしっかり残したり、簡潔にまとめたりしていた。
ホーガンの描く主人公って、おまえは島耕作かよと突っ込みたくなるような、ちょい悪セレブ感にあふれていて、少年漫画チックなところがときどきうんざりしちゃうんだが、星野漫画版の方がむしろ癖のない主人公になっていて感情移入しやすかったりする。



23時になって、かなり辺りが静かになってきたので風呂に入りに行く。他にだれもいない。


一度に5〜6人くらい入れそうなきれいな風呂だ。船だからお湯は循環しているのだろうが、塩素臭くないのもいい。湯温はお子様でも安心な程度のものだ。

日の出は4:55頃らしい。起きられるものなら起きてみようと思う。