MotoGP 4 その2

現実のレースではなく、ゲームの話題です。その1はこちら。
前回書いたように、KTMの125クラスのルーキーとしてデビューした僕なのだが、まだまだ忙しいので30分くらいしかやれてない…。
しかも、決勝で表彰台に上れなければ、ムカついてリスタートするという変なプレイスタイルをしているので、全然進めない。ようやくヘレスで2位になって、監督から新エンジンのテストを求められている段階。
難易度EASYなので、コケさえしなければ楽勝なのだけど、1レースにどうしても2度はコケてしまう…。いつも決まってヘアピンでのオーバーラン>コースアウト>転倒パターンだ。どうもまだイマイチ減速感覚が掴めない。

操作のほうはさすがにかなり慣れてきて、レコードラインをそれなりにトレースすることができるようになった。最初は実車感覚との違いに戸惑っていたのだけど、慣れるにしたがって、このゲーム世界ならではのお約束が少しずつわかってくる。
慣れた頃には、なぜ最初に戸惑っていたのかが思い出せなくなりがちだ。この良くも悪くも「慣れてしまう」過程というのはいつでもたいへん興味深いものなので、僕は「慣れる」前のファーストインプレッションを記憶し記録することは、どの分野でもたいへん重要だと思っている。

話を戻して。
実は当初は2003年ヨーロッパ選手権全勝優勝の関口太郎選手よろしく、全勝優勝を決めてやろうではないか!と意気込んでいたのだが、30分ヘレスを繰り返しているうちに面倒くさくなってあきらめてしまった。

それにしてもフルグリッド22台の中でレースするのって気分いいですな。EASYモードだからか、現実のレースと違って、スタート時のダンゴ状態って起きないんだけど、転倒後にヒラヒラとラインをクロスさせて数台まとめてゴボウ抜きしていくのは気持ちイイ。俺カッコいい!という気分になる。

残念なのは、表彰台シーンってないのだよね。僕は車ゲーでは表彰台シーンはさっさとスキップしちゃうんだが、バイクゲーで、しかも現実のレースを題材にしているなら、話は別だ。
なにせ、憧れのロードレーサーになってる気分に浸りたいがために、このゲームをやっているので、ゲーム演出がTVに近ければ近いほど嬉しいよ。
ウイニングランでのパフォーマンスはさすがに難しいとしても、せめて表彰台シーンは入れて欲しかったなあ。たぶん表彰台前に読み込みが入っちゃうだろうから、見たくない人はオプションであらかじめスキップできるようにしてさ。表彰式用のモデル作成だけでめちゃくちゃ工数食いそうで、あんまりコストパフォーマンスはよろしくなさそうだが。
あまり演出過多・ストーリー仕立てにしないという基本方針はたいへん賛成なのだが、もうちょっとGPファンが思い入れる余地を入れて欲しいな。今後何か出てくるかな?

転倒で思い出した。コースアウトしてグラベルに出たとき、コースに復帰しようとすると、グラベル上でもコース上と同じひざ出しフォームなのだけど、これはちょっと萎えてしまうな。イン側足出しで、トントンと地面を蹴って再発進するモーションを入れてくれるだけで、めちゃくちゃ燃えると思うんだけど。