準備コストと成果リターンのバランス

もしかしたらちゃんとした学問の用語とかあるのかもしれないが、よく知らないので今作った適当な造語。
例えば12時間使って、他のラインを思い切ってストップさせて、以後に起こるヘビーな作業のための準備をきっちり行って、その後に準備時間を上回る効率アップが果たせたら成功(個人的な感覚的には3倍以上)っていうようなこと。
12時間をつぶして36時間分、得をできたのなら、つぶした分の時間は元を取れて充分お釣りがくる。
未知の工程に着手する場合、このバランスが読めなくて、12時間つぶしたけど、結局6時間しか得できなかったよ、っちゅう事態もありえないわけではないが、現実にはそんなことってめったにない。少なくとも個人的には自分段取りでそんな経験したことない。
つまり問題はその「準備」の内容が的を射たものであるかどうかだ。以後のヘビーな作業の段取りをできる限り想定して、そこから演繹的に準備すべき内容を導き出す必要がある訳だ。
なので、こだわりどころをちゃんとこだわるには、こだわりどころじゃないところはさっさと割り切って、こだわりどころの準備コストに費やした方が結局リターンは大きい。準備や調査のために、目に見えて成果が上がっている作業をストップするのはちょっと勇気がいるんだが。
趣味やアートならコストもリターンもクソもミソもないんだけど、仕事ならコスト以上のリターンを得られなければ意味が無い。