MotoGP第13戦セパン予選(バレ)

録画したのをようやく見ました。
予選リザルトはこちら。↓
http://motogp.tiscali.com/ja/motogp/results/results_2779.htm?event_id=2779&subevent_id=5150&result=37125

今回はなんといってもコース上に彷徨い出てきてカピロッシロルフォに轢かれた哀れなトカゲだ!
解説ではゴミといっていたのだが、放送終了間際のハイライトシーンでようやく正体がわかった。明らかにトカゲらしき影がコースサイドからちょこちょこ歩いてきていた。
ちょうどライン上で轢かれたので、その後のライダーは、この哀れなトカゲを避けるハメになってしまった。セテはアウトから抜いていたが、ロッシはためらうことなく踏んづけていったのが印象的であった。

いや真面目な話、トカゲよりも中野の4位スタートが嬉しいですね。中野わっしょいだ。今回の中野は切り返しのときのフォームがカッコよくて、素人目には「乗れてる!」って印象だった。中野は予選順位から大幅に上がるってことは残念ながらないんだけど、大幅に下がるってことは煙幕の術を発動したりしなければ、あんまりないので、今回は表彰台を期待しちゃってもいいかもしれない。ホプキンスが例によってズルズル後退したり、セテがまたもや転倒したりするかもしれないし。
中野だけでなく、今回ブリジストン勢は、もてぎに続いて調子よかった。しかし来年のスズキのエース確定のホプキンスは(予選では)強いね。

いつもは最後の5分くらいで、一気にジャンプアップしてポールに躍り出るロッシが、今回は全くいいところ無しだった。なんと7位に低迷。なんで? トカゲの呪い? さっそく公式コメントとかインタビューとか探してみよう。

もてぎでロッシに跳ね飛ばされて、ステップがくるぶしに刺さって30針縫ったというメランドリ、根性入れて今回も出場だ。ここで欠場したら、一気に2位争いから脱落することになるし。そんなひどいありさまだってのにコーリンやビアッジよりも上の9位なんだから恐れ入る。

カワサキの新エンジンのトップスピードは確かに増したようだ。いままではホンダ・ヤマハの10キロ落ちって感じだったのだが、3キロ落ち程度に留まっている。今回は煙幕の術を発動することは無かった。
解説によるとこの新エンジン、2−3−4シリンダーは集合管で、1シリンダーだけ独立という、いまだかつて聞いたことがないような変態レイアウトなのだそうだ。
不等間隔爆発エンジン時代になってから、排気脈動効果を有効に生かせないのか、集合ではなくパラ出しエグゾーストが増えたようなんだが、これはちょっとおもしろいケースだ。どういう点火順序・クランクの位相になってるのだろうか。メカに詳しい人に解説して欲しい。

解説によると、計算上では、ポイントランキングでロッシに勝つ可能性が残されているのは、唯一ビアッジだけらしい。他のライダーは、仮に今後全勝優勝したとしても、ロッシのポイントを超えることはないとのことだ。
言葉で解説するだけじゃなくて、ぜひ画面で図解しつつ解説して欲しかったね。
自分でもこんなふうに、ポイントランキングをシミュレーションできるようになりたい。がんばってエクセルで組んでみようかな。

訂正。ヘルメットをよく見てみたら、トカゲを最初に轢いたのはロルフォだったようですね。
http://robyrolfo.sportal.it/photogallery/pg_021_jerez/photo06.html