ハードmpeg2エンコーダ GV-MVP/TZ

ディスプレイケーブルを探していたところ、GV-MVP/TZというTVチューナー&ハードエンコーダが売られていたので衝動買いしてしまった。
HDレコーダー専用機によくある、キーワードを登録して、その関連番組を自動録画できる環境を、1万数千円で手に入れられるのは魅力だった。こんな機能があれば、こないだ日テレでやってたという、ロッシがヤマハ本社を訪ねた時のレポートとやらを見逃さずにすんだのに...。HDレコーダー専用機が欲しくなるほど大量にTVを見る習慣は僕には無いので、このコストパフォーマンスはなかなか魅力的だったのだ。

ビデオデッキに行く前のRFを分波させてGV-MVP/TZに入力。あっさりとTVが表示された。
が、色滲みが激しく、縞状のノイズも多く、かなりひどい画質だ。
そこで比較対照として、ビデオデッキ(ソニーのDV+SVHSの最初期型)のチューナーからのS出力を、GV-MVP/TZの外部入力に入れて、同じチャンネルを見比べてみると、外部入力の方は特に不満無い画質だ。
ということは、この画質の問題はGV-MVP/TZのチューナーに起因するという訳だ。
PCの上に置いていたので、よくわからんが電磁波とかそれ系の悪影響でもあるのかな...と持ち上げたら、それだけでうねるような低周波(なんて表現すればいいんだ?)のノイズが少なくなった。PCからできるだけ離した棚の上に置いたら、ノイズは全体的にちょっとマシになった。色滲みはぜんぜん変わらないのだけど。
それにしたって外部入力との画質差はかなりガッカリといった印象だ。
あんまり画質に拘らないような番組なら、まあ許せるかな...。

この製品に付属の番組表ソフト、mAgicTVっていうのがなかなか使いやすかった。他の製品を知らないので比較対照は無いんだけど。普通に録画予約したり、キーワードでおまかせ検索したり、その場で即録画したり、録画したものをライブラリで見てCMカットしたり、マニュアルをほとんど見なくてもサクサク使えた。

と、冷静に考えたら、このPCはProtools用途にする可能性も考えているので、いざというときに録画が始まってCPUに負荷がかかったらやばいな、といまさら気づいた。なにやってんだ俺。
というわけで、この録画環境は旧PCに移行した。Pen4の1.6なのだが、なんとか動かないことはない。新PCと比べるとさすがに全体にトロくさいのだが。

というわけで、画質に拘らないような番組は、旧PCでこれを便利に活用して、画質に拘るような番組は、いままで通りにDVもしくはSVHSで録画して、新PCでDVフォーマットでキャプチャして、ポスト処理でDivxにしようと思う。

新PCで、aviutlを使って画質調整などしていると、旧PCでは重くて重くてイライラしていたWaveSharpプラグインが、まったくストレスなくサクサク動いたのは驚いてしまった。こりゃあありがたい。エンコード自体ももちろんかなり高速化した。計測とかは特にしてないけど。