MotoGP開幕戦ヘレス決勝(バレ)

ペドロサが予想以上に凄くて、本当に驚いてしまった。まさかMotoGPデビューで2位に入ってしまうとは。しかもラスト5周くらい?までの、カピロッシを1周ごとに、素人目には挙動の乱れをさほど感じさせずに追い詰めていく様子はすごかった。

ラップチャートも見られるヤマハの公式リザルト

しかし「終盤にフロントタイヤの問題で、リスクがあるのが見えた。最初としては2位でOKと考えた」ってコメントしちゃうのって、なんか見ているほうは燃えないよな。アスリートとしては正しい態度なんだろうけど。まだ二十歳だっていうのに、そんなに落ち着いちゃって…。まあ、そういうキャラがいるのも、それはそれで面白いけど。
それにしてもヘイデンの心中やいかに。表彰台に上っていく階段の中で、ペドロサがいつもと変わらぬ顔でヘイデンに話しかけていたのだが、ヘイデンの微妙な渋面は、かなり印象的であった。
今日はロッシが第1コーナーでエリアスに追突されて吹っ飛んだのだが、早くロッシとペドロサの直接対決を見たいものだ。

ロッシはクラッシュした後、エンストしていなかったのでそのままコースに復帰した。セテやケニーJrならリタイヤしただろうに。この執念はすごい。LiveTimingを見る分には、だいたいホプキンスと同じくらいのペースで走っていたようなので、あまり無理はしていなかったようだ。

その接触して一度最後尾に落ちてしまったエリアスが、セカンドグループに入ってきただけでも、昨年イマイチだったエリアスを思い出すと驚きなのだが、なんと中野を抜いて4位にまで来てしまったのには感心した。メランドリ同様、ヤマハと相性が悪かったのだろうか。

中野は残念ながらロケットスタートならず。転倒はギリギリで巻き込まれずに避けたが、ヘイデンとメランドリにアウトからがばっと抜かされてしまう。その後はストーナーの後ろに0.2secくらいの差でピッタリつきながらも、とうとう抜かせず…。公式コメントによると、まだトップスピードが足りないとのことであった。

2週間後はカタールでまた生放送だ。今度こそはロッシとペドロサの一騎打ちを見たい。今期は混戦になりそうな予感だ。