MotoGP第5戦ルマン決勝(バレ)

決勝のあった日曜日は訳あって、高速道路で1時間半くらいのところにある実家に立ち寄っていて、せっかくの生放送で見ることが出来なかった。
話はそれるが、天気もいいことだしバイクで行こうではないか、今年の初バイクだ、と意気込み、土曜日にチェーンのグリスアップとバッテリーの充電を済ませていたのだが、なんとバッテリーの電圧があがらず、セルが回らない…。もう7年も使っているバッテリーなので、さすがにダメになってしまったようだ。押しがけも試してみたのだが、エンジンが冷えてると、僕のLANZAって押しがけはほぼ不可能ってくらい難しいんだよね…。

録画でまずMotoGPクラスを見ようとする。と、なんとうっかり250の表彰台シーンから見てしまった。うわーなんてこったい。高橋裕紀優勝!ばんざい。

高橋裕紀、初優勝
ヒューマンズゲスト、1・2フィニッシュ!
Takahashi snatches 250cc victory from Dovizioso.

ほんとに最後の最後の最終コーナーで、ランキングトップなのに優勝経験なしのチームメイトのドヴィっちから、勝利をsnatchしたそうなのだ。実はまだ250は録画したのを見てない。

MotoGPだけは見ました。もう最初から最後まで大興奮。大波乱。なんという面白さだ。事実は小説より奇なり。インテリマークさんのレポートが完璧なのでそちらを参照あれ。

・フランスGP決勝 立ち尽くすロッシ

地元フランス人のド・ピュニエを弾き飛ばしたのはひどいが、久々の超人追い上げでトップに立ったロッシ、超大型新人ペドロサを1周ごとに0.2くらいの勢いで突き放していく。さすがのクールなペドロサも、ホプキンスなみに挙動を乱すほどの焦り具合だ。ロッシとペドロサの絡み合うバトルが見たかったのだが、絡み合うどころじゃなくて、やっぱりロッシは怪物で天才で異次元の住人だ、と再認識したのであった。
カメラが切り替わり、黄色いマシンがコースサイドに止まっていたのを見たとき、チェカ?とまず思った。まさかロッシがエンジントラブルに巻き込まれるなんて、とても想像できなかった。ロッシだけはちまんないトラブルに遭遇しない、というイメージが、すっかり固まってしまっているので…。
今年のヤマハワークスはいったいどうしてしまったのか。

それにしてもインテリマークさんのレポートはよいですね。レース展開のレポートは面白いし、各チームの公式サイトからコメントを翻訳してうまくまとめてくれているようだ。まさしく完璧だ。このあたりのレポートも完璧。

フォルツナ・ホンダのグレッシーニ監督がメランドリに飛びつき、有頂天で喜ぶメランドリ。その背後からは、同郷の先輩であり仲の良いドゥカティーのロリス・カピロッシが忍び寄り、メランドリ股間に背後から手を入れたまま離さない。たまらず振り返るメランドリのバイザーにニヤニヤと笑いかけるカピロッシ。直後にメランドリカピロッシの頭を力強く張り倒している。
なにやってんだカピロッシ。全世界中継なのに。あれには笑った。

中野にジャンプスタート裁定が下ったときに、解説のノリックが思わず「たいしていいスタートでもなかったんだから見逃してくれてもいいのに」みたいに語っていたのは笑った。しかし2位からスタート直後、5→6位とすぐ落ち込んでしまった中野、もったいないというかなんというか…。第1コーナーで、見事頭を押さえて、トップをキープする姿を見たいものだ。
今期のMotoGPはまったく目が離せない。昨年までは、ロッシが優勝するのを前提に考えて、そのほかの表彰台は誰になるかな、みたいな予想をしていたのに。次はロッシの地元イタリアGPなのだが、ここで巻き返しはなるのだろうか。

そうそう、冒頭で押しがけの話をして思い出したのだが、今回握りゴケしたホプキンスは、エンストしていなかったのでそのままコースに復帰できた。
昨年までは、MotoGPクラスでは、エンストしたらそこでレース終了って感じであった。MotoGPマシンの超高圧縮エンジンでは、押しがけは不可能なので。
しかし今期からは、こけてもエンストせず再スタートするシーンを良く見かける気がする。ロッシもそうだったし。なんかショックセンサーみたいなのがあって、コケたらクラッチを切るようにでもなっているのだろうか? 観戦側からすると大歓迎だが。真相はいかに。