MotoGP第7戦カタルニア(バレ)

日曜の深夜〜早朝放送というふざけた放送スケジュールだったので今頃見た。まずはMotoGPだけ。他のクラスはまだ見てないからニュース断ちは続行中。250を見るのは明日にしよう。

スタート直後にセテがチームメイトのカピロッシになぜか幅寄せして、カピロッシ前転して吹っ飛んで(ブレーキレバーをセテが引っ掛けてフロントロック?)、ボーリング大会状態だ。カピロッシもセテも大ダメージ。カピロッシが腹部の内出血で、セテが鎖骨の骨折だったかな。これから3週連続で週末レースだというのに、ドゥカティワークスは悪夢だろう。

メランドリもポイントランキング争いから一気に脱落してしまった。なんとかわいそうな。
ペドロサもバーミューレン?に押し出されてコケ。
我らが中野は3位を走っていて、僕は大盛り上がりだったのだが、赤旗が振られて再スタート。
バーミューレン?がエンストして仕切りなおしになったりして大混乱。

ストーナーが序盤から飛ばして逃げるのだが、持つのだろうかこのペース。たしかレースの組み立てをちゃんと考えるべきだとミシュランのエンジニアに指摘されていたと思っていたのだが。
ロッシはスタートに失敗したのだが、例によって鋭い突っ込みとギリギリ立ち上がりでどんどん順位を上げていく。
ストーナーをロッシがどうプレッシャーを与えていたぶるのか(かつてのセテに対するように)楽しみにしていたのだが、ロッシはあっさりと追い抜いてしまう。ストーナーやペドロサとの抜きつ抜かれつのバトルって、結局まだ一度も見ていない。
ストーナーは自爆でスリップダウン。その後映ったピットでの、ヘルメット越しのストーナーの顔が、深い後悔と反省の色を湛えていて印象的だった。
トップに立ったロッシ、今期安定して結果を残している、ホンダエースのニッキーを相手にせず独走状態。

ロッシと、追うニッキーの、アクセル開度とブレーキ圧表示がされていたのだが、これがなかなかに興味深い違いを見せていた。ロッシは深くガツンとかけて、なるべく早くリリースするタイプ。ニッキーはそれほどガツンとかけず、70%くらいを多用して、コーナー中もかなり長く深く引きずっている。これが噂のニッキーのリアブレーキ多用スタイルなのかな。

一方3位争いは、初表彰台を狙うホプキンスと、KRに移ってから初表彰台を狙うロバーツJrとのバトル。僕はホプキンスを応援していたので、3位にあがったときは声を上げて喜んでしまった。しかし結局またJrに3位を奪い返されてしまい、そのまま順位は固定。

中野にピットスルーペナルティが出ていたのだが、中野は一向にピットインしない。僕も解説者も忘れるくらい経ってから、とうとう黒旗が出てしまった!失格だ!なんということだ!伊藤真一選手みたいに、サインに気づかなかったのだろうか…。

ラストにめちゃくちゃ綺麗なテールスライドを見せ、ロッシが余裕の1位フィニッシュ。前半の不調から本格的に脱出できたのがよほど嬉しかったのか、大サービスのパフォーマンスを続けている。しまいにはコースに侵入してきたファンにサインまでしている。
これで安定してポイントゲットしているニッキーを、どうロッシが追い詰めていくかが今後の見どころになるだろう。残念ながらメランドリカピロッシはしばらく脱落しそうな雰囲気だし…。

中野は再スタートのとき、オーバーヒートしてしまい、マシンを換えに戻ったとのことだ。スズキがエンストしていたのが原因のオーバーヒートなので、そのままグリッドについても問題ないと思っていたし、主催者にもチームにも「行け行け!」と指示されていたとのことだった。これはひどいね。レースディレクターはちゃんと指示を出すべきだろ。
サインは集団に埋もれていたので気づかなかったとのことだが、そうはいってもこれは落ち度であるのは認めざるを得ないだろう。
それにしても「怒りを通り越して」いる状態だというのに、理路整然と経過を説明できる中野選手、さすがだと感心してしまった。
チームメイトのド・ピュニエもまたコケてしまったり、カワサキにとっては悪夢だろう。

来週のアッセンは生放送だそうだ。これは絶対に生で見なくては!
今日もそうだったが、LiveTimingがないと、画面外の状況がさっぱりわからず、盛り上がりが欠ける。

しかしサッカーはパブリックビューもやってるし、放送している店とか多いようだしで羨ましい。MotoGPも好き者同士が集まって大騒ぎしつつ見たいよ。サッカーと同様、MotoGPでも日本勢は現在苦戦中だが…。