もてぎロードレース第3戦
にわかに信じがたいことなのだが、世界選手権であるMotoGPのもてぎラウンドのG+での放送は、一番肝心のMotoGPクラスが生放送では無いのだ。理由は野球中継のため。
四大メーカーのお膝元のGPでですよ。ヨーロッパの人には信じてもらえないであろう。
そんなわけで、今年はもてぎに初観戦にいこうかと考えている。観戦というか、レコーダーは持っていくので、あくまで取材である。いや別にオファーがあったわけじゃないのだけど。取材なので当然経費で落とすことにする。
取材をするならロケハンは重要である。自由席の観戦エリアで録音することになるわけだが、どの場所が好適か、あらかじめ調べておくと能率が良い。
調べてみたところ、MotoGP以前のバイクのロードレースは、8/19-20のもてぎロードレース第3戦が最後であったので、スケジュールに都合をつけて、なんとか20日にロケハンに行くことにした。
ローカル戦なので、駐車も席も自由で、入場料金1000円と駐車料金500円で、パドックも含め、どこにでもいける。
常磐道>水戸IC>県道52>県道51>南ゲートコースで向かった。例によって首都高の渋滞で時間をとる。
しかも前の晩が仕事が押して遅寝だったので、どうしても朝起きられず、到着したのはようやく14時過ぎ…。

MotoGPでの自由席がある、駐車場P10の付近にまずは行ってみる。

自由席とコースとの距離は、こんな感じです。
豆粒のようにしかマシンが見えない。視力1.5の僕が、裸眼でゼッケンをギリギリ読み取れるといった具合だ。
僕の持っているレンズの中で一番望遠なのは、35mmカメラ換算で300mm換算なのだが、それでも以下のような有様だ。普段はトリミングに全く抵抗が無い僕だが、参考のために今回はすべてノートリミングにします。クリックすると、大きめの画像が開きます。


マシンを大きく捕えようとしたら、600mmは最低必要そうな感じ。
音のほうは適度な反響で特に問題なし。爆音のMotoGPマシンだと反響が大きくなりすぎるかも。
次はちょっと戻って、駐車場P9の付近、ヘアピンの付近に行ってみる。
このあたりは椅子が無く、立ち見になるようだ。いまは雑草がボーボーに生えているのだが、きっとMotoGPの晴れ舞台の際には刈り込んでくれるであろう。


ここはコースとけっこう近い。ヘアピン突っ込みの急減速が間近に見られるだろう。
次は駐車場P11の付近、立体交差近くに行ってみる。このときはちょうどレースの隙間でバイクは走っていなかった。しかしこのコースとの距離を見ると、あまり期待できそうに無いな。

次は駐車場は無いのだが、旗の立っているところ、コースのど真ん中に行ってみる。

いまはローカル戦なのでとくに問題は無いようだが、MotoGPでは車を停めることは出来ないかもしれない。
こちらは、コースの東側と西側を、道路を一本隔てて同時に見ることができる。実際、どこかの選手の応援団が、その選手が見えるように、頻繁に道路を横断して東側と西側を見ていた。やっぱりコースとの距離は大きいのだが、お得かもしれない、
こちらが東側、S字付近を見たところ。


こちらが西側、立体交差付近を見たところ。とはいってもかなり遠く、ほとんど見えないんだけど。

車は停められないにしろ、根性を入れてここまで歩いてきてもいいかも。坂の上だから辛そう。
さて、今日はグランドスタンドにもフリーパスで入れるので、一応チェックしてみることにする。

うわっ、目の前すぐにコースがある!やった! などと思ってはいけません。目の前のこのコースはスーパースピードウェイ、インディやNASCARで使用する、オーバルコースです。ロードコースは、その遥か向こうにあります。ピンク色に手描きで書き込んであるのがロードコースです。めちゃくちゃガッカリですね。
でもここは上段だからまだ良い。下段(メーカー応援席かな)に至っては、最悪な状況だ。

自由席である、D席にも行ってみる。ぶっといオーバルコースの向こうにようやくロードコースが見える…。でもこちらのほうがまだグランドスタンドよりマシな気がしないでもないのだが。ここにきたときにはもう走行が終わっていたので、どのような見え具合と音になるのかチェックできなかったのは残念だ。

サーキットだけでなく、お子様やお犬様がのびのび遊べるようなエリアもあります。

ほんといろいろやってるんですよ。いまちょっと忙しいので、ホンダコレクションホールとか、いろいろ見る時間が取れなくて残念だった。
食い物屋やグッズショップもいろいろあります。ツインリンクもてぎオリジナル?の珍キティ、レースクイーンキティもいました。

入場1000円、駐車500円でここまで遊べるのはかなりお得な印象。コースの周りの周回コースを自転車やバイクで走るだけでも楽しそう。電動アシスト自転車を1日1500円で借りられます。しかし17時までに返却しろとのことで、すでにもう時間を過ぎていたので残念だった。
帰りは北ゲート>国道123>北関東自動車道>東北道のコースを取ることにする。
地図を見ると、「ロマンの湯 黄金色の湯が魅力」というのがあるので、汗ばんだ体をスッキリさせるべく寄り道する。
道の駅はが(芳賀)に併設されている温泉のようだ。公式サイトはこちら。

珍しいことに、成分の異なった2つの源泉を引き入れ、同じ施設内で入り分けられるのだ。
とはいっても、どちらも消毒しているらしく、塩素の匂いがするので違いが良くわからない。黄金色かどうかも暗めで良くわからない。第一源泉と呼ばれているほうが、ちょっと茶色だったかな?
東北道からは、外環>環八>中央道で帰宅。常磐道コースより距離があるようだ。しかし東北道コースのほうが、一般道に乗る距離は少ないようだし、迷いどころだ。
まあたいして変わらんような気がするから、山の中を走ることが多い常磐道のほうが好みかな。