そろそろ次期サブデジカメを検討してみる

コンパクトでRAWでマニュアルで撮影できるという理由で、サブのデジカメにはフジのFinepix F810というのを使っている。選んだ経緯はこちら
しかしサブとは言っても、実際のところ、普段に常時持ち歩くのは*istDではなく、こちらなんだけど…。
いまでも小型の部類に充分入る*istDなのだが、それでもバッグの中に常時入れておくのはとても無理だ。最近はノートPCを持ち歩くことも多いし。
1年数ヶ月使ったところで、F810の不満といったら以下のような感じだ。

まずレンズの倍率色収差っていうの?コントラストに青と黄色の縁取りが付いてしまう現象。これがかなりひどい。Photoshopの(とはいってもElementsだけど)で青をピンポイントに選択して、彩度と明度を落としている。RAWで撮っている場合なら、ちょうどよいかなと思った色温度から400Kくらい青くして現像してから上記の加工をする。怪我の功名というか、独特の曇ったような色調になって、これが結構好きだったりするが。

広角側にすると樽型の歪みがかなりひどい。Photoshopの「球面」フィルタで、-5%くらい補正する羽目になる。

モリーがマイナーなXDなので高い。それにもしメモリーを使い切ったとしても、SDだったら、ザウルスとかR-09で使っているSDを一時拝借して撮影が続けられる。これはけっこう大きい。

撮影開始まではレスポンスが良くて不満無いのだけど、電源を切ってレンズが引っ込むまでが遅い。これはイラっときます。

RAWShooterはF810のRAWに対応してない。F810のRAWをDNGに変換して試してみたのだが、それもうまく認識してくれなかった。そもそも変換がうまくいっていないのかも…。

これはカメラの問題ではなく僕が悪いのだが、ストロボがポップアップしなくなってしまった。外装が微妙に歪んでしまったらしい。精密ドライバーで外装を緩めて、ストロボを引き出してまた外装を締めると、正常にポップアップするようになるのだが、しばらくするとまたもとに戻ってしまう。まああえてカメラのせいにするならば、ストロボはポップアップ式じゃないほうがいいよね。

そこでそろそろ次期機種を探す頃合かな…と思っていたところ、LUMIX DMC-LX2というのでは、RAWで撮影できるらしい。

・Web写真界隈標準カメラ−−LUMIX DMC-LX2
・1020万画素になったコダワリ広角LUMIX「DMC-LX2」

RAWの威力を思い知ってしまった今、もうJPEGオンリー環境には戻れない。
F810もそうなのだが、コンパクトデジカメのJPEGでよくある、観光ポスターみたいなドギツイ緑色が、もう完全に絶対に我慢できないので。

記録フォーマットに、3:2モードがあるのも好き。僕はコンパクトデジカメの4:3が、妙に中途半端な感じで好きではなくて、わざわざあとで3:2にトリミングすることを前提に撮影してしているのだ。4:5とか6:7くらいだと落ち着くんだけど、4:3ってなんか妙に締まりが悪い感じというか。
16:9モードなら、広角端が28mm相当というのもいい感じ。

さっそく店に行って触ってみる。マニュアルモードのとき、適正露出が表示されない? なんか操作間違った? 確かに絞りとシャッタースピードが両方可変できるが、結局今現在がアンダーなのかオーバーなのか表示が無いような?
それ以外は、ちょこっと触った感じでは気になるところはなかった。

店で、各カメラメーカーの総合カタログを全部もらってくる。コンパクトでRAWで撮影できるのを探すことにする。
すると、このDMC-LX2と、オリンパスのSP-350リコーのGR DIGITALくらいしか見つからなかった。

SP-350は広角端が38mm相当ということで除外。GR DIGITALは28mm単焦点ということで惜しくも除外。
単焦点にするなら、40mm相当前後が一番使いやすいと思うんだけど…。
これは単に僕が子供時代、40mmのコンパクトカメラ(オリンパスの35DC)を使い込んでいたからかもしれないけど…。
広角端が28mmなのは大歓迎だが、単焦点で28mmというのはちょっと…。

ボディはコンパクトだが、CCDはデジタル一眼と同じものというのが発売されるらしく、

・コンパクトにデジ一眼用の14メガFOVEON――シグマ「DP1」鮮烈デビュー

これには、おおおお、と期待させられたのだが、読んでみると、やはり28mm相当の単焦点らしく、ガッカリであった。
まあ、今年いっぱいくらいはもう少し様子見しようかな。