賞金総額100万円、世界じゃんけん大会で英男性が優勝

じゃんけんって西洋人もやってるの?!あっちってコイントスとかじゃないの?
・http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200611130018.html

トロントに本部を置くじゃんけん愛好家団体、世界RPS協会が主催。賞金総額1万カナダドル(約103万円)の獲得を目指して、オーストラリアやノルウェーニュージーランドのじゃんけんチャンピオンなど、500人以上が参加した。
じゃんけんで「チャンピオン」と言われてもなあ。10回戦で5回以上コンスタントに勝つような人なら「チャンピオン」の称号が相応しいのかもしれないが。
野球で、ピッチャーの腕の筋肉の筋の張り方から、投げる球種を予測できる…そのためにピッチャーの中には夏でもロングスリーブのシャツを着ている人がいる…という話を、ほんとか嘘か知らないが、以前どこかで聞いたのだが、それと似たような感じで、もしかしたら次に出すじゃんけんの手を、腕の外見の変化で見分けられる人がいるのかもしれない。そういうんだったら「チャンピオン」と呼んでもおかしくはなさそうだ。

そういえばじゃんけんの発祥の地っていったいどこなのだろう。やっぱり古代中国とか? などと思って、wikipediaで調べたところによると、これが意外にも「近代になって(19世紀末)誕生したものである」だそうだ。すっかり驚いた。
上記リンクの記事で

世界RPS協会は、1842年に英国ロンドンで誕生した「PSS(Paper Scissors Stone)クラブ」が前身。1918年に、名称を世界RPS協会を変更するとともに、本部をトロントに移した。
とあるが、wikipediaの当記事の編集者は
これはWRPSのジョークである。もしじゃんけんが1842年当時イギリスで既に行われていたなら、旧大英帝国領を中心にじゃんけんは普及しているはずであり、他のヨーロッパ諸国にもイギリスから伝わった明らかな痕跡が見られるはずであるがそのような事実はない。
と一蹴している。

それにしても、じゃんけんについて知らなかった知識がこんなにあるとは思わなかった。
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%98%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%91%E3%82%93

僕は埼玉北部育ちなのだが、自分が当然のように使っていたチョキ(Vサインと同じあれ)は、「女チョキ」と呼ばれるもので、「形が鋏のイメージにより近い為に新たに生まれたもの」らしい。実は原型は、親指と人差し指をピストル形状に開くものだったらしい。
また「関東の秩父地方の一部にかつて見られたローカルルールでは、上記の3つの手の他に井戸という手がある」らしい。これはかすかに記憶がある。実際にじゃんけんでこの手を使っている人は見たことは無いのだが、じゃんけん時の掛け声で「○○して井戸の手!」というのは聞いた記憶がすごくある。「○○」の中身は思い出せない。

グーとパーで分かれるとき、
「グーパージャン (東京都港区) 」「グッパでホイ (大阪府河内長野市) 」
らしいのだが、これってそんな狭い範囲のもん? 北関東でも両方とも普通に使われていたが。むしろ最もメジャーとされる「グーとパーでわかれましょ 」を使った記憶があまり無い。「グーパージャン」が一番メジャーだったような。
とはいっても語尾が「だべ?」と「じゃん?」が混在しているような地域だったから、あんまりいいサンプルで無いような気もするが。