心臓ペースメーカーを無線でバージョンアップ

心臓ペースメーカーは、内部にソフトウェアを持っているものがあるらしい。そしてそのソフトにバグの恐れがあるとのことで、バージョンアップの手段は無線で行うそうなのだ。

・心臓ペースメーカーを自主回収 ソフト不具合

ペースメーカー内部のソフトウエア不具合により、ペーシングパルス(電気刺激)が出力されないなどの事例が海外で報告された。体内に植え込み済みの製品は、体外から無線操作してソフトウエアを修正する。
心臓ペースメーカーって、周期的に電気刺激を出すものだから、ハードで全て制御しているものだと思っていた。どういうところでソフトを必要としているのだろう?
簡単にググって見たのだが、どうもそれらしき情報がヒットしなかった。

考えてみれば、単純に周期的に電気刺激を出すだけではなく、バッテリー残量の送信や、電気刺激の強さと周期を無線から制御するために必要なものだとは思うのだけど…。第三者に勝手に制御されないように暗号化されている、とかもあるのかな?
ともあれ、そう簡単に制御が出来ない埋め込み型ペースメーカー、無線で制御されると言うのは、言われてみれば当たり前なのだが、考えてもみなかった。

しかし、ペースペーカーのバッテリーだけは、さすがに手術しないと交換できないであろう。いったいどのくらいバッテリーが持つものだろう? ググってみたところ、「動作状況によって6〜10年程でのバッテリー交換手術が必要」とのことであった。

思ったより交換間隔は長いようだ。しかしその度に手術、入院するのも大変だろう…と思っていたのだが、「バッテリー交換のみなら1泊の入院で可能」とのことだそうだ。