SDRっぽいバイク CR&S VUN

イカーズステーション誌の2006/4月号を古本屋で買ったところ、「イタリアの小メーカーが造る単気筒のロードスポーツ」という記事があり、そのCR&Sというメーカーの"VUN"というバイクが、なんだか妙にSDRっぽいフレーム形状なのであった。
ここ2年ほど、レース系以外のバイク雑誌は立ち読みで済ませることが多かったので、気づかずに油断してしまった。

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・そしてSDRに似ている感が出ている写真がこちら。
・そしてこれが僕のSDR。アップハンドルに改造してます。

フレーム形状だけ見れば、パクリかと思われるくらい似ている。ドゥカティのようなフレームワークではなく、あくまでツインチューブをパイプで構成したようなコンセプトは、SDRと共通している。
しかし長いスイングアームは、さすがに現代のバイクというイメージだ。

それは良いのだが、いかにもいまどきの欧州製バイクっぽい、ケバケバしさっていうか、アニメっぽさというか、仮面ライダーが駆るバイクにありそうなカウルがついていたりして、それがなんだか、せっかく素材が良いのに変に化粧しちゃっているようで、実に実にもったいない。

実はSDRがデビューした1987年当時から「これがもう一回り大きくて、SRXのエンジンとか積んで、4スト単気筒だったら、理想通りのルックスだよな」と思っていたのだ。
乾燥重量135kg、54馬力とのことで、パワーウエイトレシオ的にも僕の好きなコースを走るのにピッタリそうだ。
このVUNの、余計な化粧をはがしていけば、僕の理想に近い、なかなかカッコよいものになるのではないだろうか??!!

ヘッドライトカウルはまず絶対外す。
サイドにラジエーターがあって、そのカバーがサメの鰓みたいでたいへんカッコ悪いので、もっとシンプルな金網みたいなものに変えたい。
フレーム下部にある変な三角形の箱は、おそらくオイルタンクだろう。これは移動するのは難しそうで、頭の痛いところだ。単に黒く塗るだけでもずいぶんマシになると思うが。
このドゥカティ風シート、カッコは悪くない。でもできればSDRっぽい、もっと角ばった形に出来たらなあ。というかSDRのシートカウルをそのまま移植できないだろうか?
正立フォーク、スポークホイールなのにラジアルキャリパーってのは、なんかアンバランスで好きになれないが、これはどうしようも無いかな…。

などと想像するとワクワクしてしまうのだが、バイカーズステーション誌の記事によれば、「10700ユーロで、限定100台の手作り生産」だそうだ。
価格はひとまず見なかったことにして、限定100台か…。今でも買えるものなのかな…。公式サイトを見ても重要な情報(FAQとか)は、英語に訳されて無いのでさっぱりわからない。英語だとしても誤解せずに読む自信は無いけど。
とりあえず日本に代理店がないのは確実だ。どうやって入手するものなのだろう。
しかしエンジンはBMWのF650と共通なので、メンテやパーツ供給は問題ないだろう。
だめだだめだ、見れば見るほど物欲が沸いてきてしまう…。