二足歩行ロボキャッチャー

景品GET系のアミューズメント機器に、面白い新製品が登場した。

業界初!ロボットがつかむクレーンゲーム!ロボキャッチャー!

二足歩行ロボを、前進・後退・旋回させ、景品(ぬいぐるみとか)を持ち上げ・落とす、という動作をするものなのだ。
上記の公式サイトのプロモーションムービーでは、鉄人28号系のレトロフューチャーな感じのロボが活躍しているのだが、さすがにそこまでのものではなく、実際はこんな感じのメカメカしいロボです。


しかし僕的には、鉄人28号系より、メカ剥き出しのこんなロボのほうが好感が持てる。
擬音で言えば「ガシャシャシャシャ」という感じの、いやに歩幅が狭い歩き方なのが、なんだか微笑ましい。倒れそうで倒れない。
対して持ち上げるときのポーズは、なかなかダイナミックでかっこいいではないか。
しかし考え付く問題点と言えば、ロボのメインテナンスは店舗に任せるしか無いのだろうかとか、持ち上げる景品の重さにどのくらいの制限があるのだろうかとか、スラッシュドットでの記事でも指摘されているように、ロボが歩くスペースの確保が必要になるので、景品を多くケース内に入れておけないとか、けっこういろいろあるような気がする。

特にこれ目当てと言うわけではなかったのだが、AOUショーに16日に行って来た。

AOU2007アミューズメント・エキスポ

上記リンクのURLを見ると、"expo2004.htm"となっていて目を疑うのだが、間違いなく2007年のコンテンツである。
クレーンで吊り下げられる危機一髪の事態にありながら、呑気に手を振っているマスコットキャラの名前は「ゲーミィ」だそうである。
17日には「クレーンゲーム選手権全国決勝戦」というのが行われていたそうだ。これはちょっと見たかったな。17日に急用が出来てしまったのであきらめた。

話は戻して、このロボキャッチャーを体験しに行った。
しかし、メーカーの方が操作しつつ商談をしていたようだったので、遠くから眺めることしか出来ず…。やはりもう少し大きな歩幅で歩くほうが「操作してる感」があって気持ちよいのだろうが、ただでさえ二足歩行をさせるのが難しいので、そこまでは贅沢はいえまい。
やはり懸念どおり、ケースの中にはあまり景品は入れられない。「操作してる感」を売りにするにはスペースが必要だが、そうすると景品を中に多く入れられず、貧相な印象がでてしまう。ケースの背景を工夫すれば、印象的には改善できるのかな。


このロボキャッチャー以外には、ホープ社が出展していた「エポック社の野球盤」を業務用化したものが印象に残った。もちろんスコアは自動計算、攻守交替するときには盤面が180度回転する!このギミックは初めて見ると、思わず声を上げてしまいます。
詳細情報を得ようと思って、そのホープ社の公式サイトに行ってみたのだが、残念ながらまったく情報が無かった。エポック社の公式サイトにもまったく情報なし。これはショーにあわせて情報公開すべきだったのでは?