アニメ「結界師」

思うところあって、昨年末から、地上波でやっているアニメをいろいろ見ているのだが、その中でも一番お気に入りの「結界師」を、今週はうっかり予約録画し損なってしまった! これはショックが大きい。

公式サイトはこちら。トップページはスキップできない(?)ムービーが延々流れるので、あらすじページにリンクです。

もともと、サンデーで連載しはじめたときから、かなり好きな漫画だ。なので見逃してしまっても、話の流れは覚えているので、致命的なショックというわけではないのだけど…。
この漫画からは、いまどきの少年誌にありがちな、アニメやゲーム化を最初から想定しているかのようなあざとさが鼻につかなくて、好感を持っていたのだ。
もちろん、アニメやゲーム化を最初から期待していないわけはない(結界攻撃って、ものすごくアクションゲームに親和性が高そう。Wiiならなおさら)し、あざとい=悪とか中二病的に思ったりしてるわけではないのだけど、それでもなお、あざとさを鼻につかせないというのは、好きだしステキだし見事なことだと感じる。
逆に言うと、少年少女はむしろそのあざとさこそを魅力と捉えているのであろうから、そのあざとさが感じられないがゆえに、あまり人気が出ないのでは…などと心配もしていたのだが、好評連載中で、しっかりアニメ化されて、しかもアニメもたいへん面白い。

いろいろアニメを見ていると、アニメ好き同士には通じるのだろうと思われる符丁(お約束)に満ち満ちたアニメってけっこうあって、特にアニメ好きではない僕は、見ていて取り残されるような気分を味わっちゃったりする。
結界師」は「アニメ的お約束」に頼っていない。なんらかの「符丁」を知るという前提条件を必要としていない。それが幅広い層に、ストレートに表現として受け入れられる説得力として繋がっていると思う。

その「アニメ的お約束」に頼っていない、ということを良しとする価値観で、主観的に判断するならば、他にも「おとぎ銃士赤ずきん」、「ケロロ軍曹」、「流星のロックマン」、「サルゲッチュオンエアー」、などが印象に残るものでした。