MotoGP開幕戦カタール(結果バレ)

最近PCの調子が悪いのか、アニメの結界師に続き、MotoGP予選も録画に失敗してしまった。映像が始めの数10秒から後がフリーズしてしまう症状。音は最後まで録画されているようだ。mpgが途中で壊れているのかな?
仕方なくニュースで予選結果を知る。ものすごく順当過ぎる予選結果である。

さて待ちに待った2007年シーズンの開幕戦。カタールからの生中継である。
125,250は順当な結果という感じ。アプリリアカップ。ロレンソが強い。安定している。
ヒロシがクラッシュして手首を傷めたらしいのがたいへん気になる。2週間後のヘレスではどうだろうか。

どうも熱くなれないままMotoGPに入る。
解説にノリックがいて嬉しいね! そしてノリックのファッションセンスが昨年までと激変したことに驚愕。
スタートしてすぐストーナーがトップ奪取。もうあからさまにストーナードゥカティ、ストレート速い。一台だけ990のままなんじゃないのと思うくらいだ。この分ならカピロッシも上がってくるだろ…と思っていたのだが、残念ながらクラッシュしてしまった。

それにしてもストーナーのストレートの速さが別次元。ロッシがコーナーで必死に詰めるのだが、ストレートで見る見るうちに引き離されてしまう。そのうちペドロサがロッシを追い抜きかける、が、ブレーキング競争にいつも負けるペドロサ。このシーンを何度見たことか。ものすごくロッシに感情移入してみてしまう。
切り返しでストーナーの挙動が乱れることが多い。タイヤもストーナーは前後ミディアム、ロッシは前後ハード。後半でこれがアドバンテージになるかもしれない。
ペドロサのオンボードカメラから、トップ2台のバトルを見るのが楽しい。

そのうちペドロサはトップ2台からは離れ、ホプキンスとの3位争いになる。一度、ホッパーがブレーキング競争でペドロサに打ち勝つ!ホッパーってつい最近手首を骨折したのでは?スゴイな。しかしすぐ抜き返されてしまった。ペドロサってブレーキング弱かったっけ。昨年はそれほど弱いという印象は無かった気がするが。ブレーキングでヘイデンに勝ちまくってたこともあった記憶があるし。
解説が「4メーカーがトップ4」とと言っているがたしかにそうだ。珍しいシーンだ。テストからスズキは引き続き調子が良いようだ。

ラスト4周?ロッシが切り返しのところでストーナーを追い抜く。そのままなんとかブロックしようとするのだが、やはりあまりのトップスピード差で、ストレートで追い抜かれてしまう。もう呆れるくらいのスピード差だ。
最終コーナーを立ち上がる2台の差はもう決定的についてしまっている。つい実況は「王者、バレンティーノ」と口にしてしまい、すぐ訂正する。言いたくなる気持ちはわかる。

結局、ストーナー、ロッシ、ペドロサでゴール! ストーナーはそれほど盛り上がっていない様子なのは、コーナーでロッシに詰められまくったからだろうか。レースには勝ったが勝負に負けた感を持っているのだろうか。そう見えてしまうのはこのレース、僕はロッシに感情移入しまくっていたからだろうか。

今期からコニミノホンダの中野は10位で終わってしまい、昨年までの定位置という感じで残念である。昨年までコニカミノルタホンダにいた玉田と同じく、フロントに対する違和感を表明しているのがなんといっても気になるところだ。チームメイトがいないと絶対的に検証できる基準となる対象(ヘイデンに対するペドロサみたいな)がいなくて開発が難しいのではないか。

あまりにもトップ5に集中しすぎなカメラに不満はあるものの、これは最後まで緊張感が途切れないレースでした。MotoGPクラスは今年もスペクタクロに盛り上がりそうである。早くも次戦が楽しみだ。今頃ヤマハのエンジニアは悔しくて眠れないに違いない。