MotoGP第2戦ヘレス(結果バレ)

250は実に面白かった! トップグループのバトルが、これぞバイクレースという感じの見ごたえだった。文字通り体温が上がって汗かいた。
なんと言ってもドヴィっちのブレーキングのカッコ良さがただ事ではない。突っ込みでバウティスタを見事にかわす度に拍手してしまった。
バウティスタも闘争心が良く伝わってきた。いいバトルを見させてもらった。

前半、調子が悪いのかな?とも思われたロレンゾ、ドヴィ、バウ、バルベラの消耗を誘う作戦だったのかな?後半に一気に本領発揮。マシンがグラグラと揺れるドヴィとバウを尻目に、トップに出てからは一人安定して差をキープしている。童顔に似合わない老獪さを見せている。

右手首にひびを入れているという、青山兄が一時は5位、最終的には6位に入ったのも素晴らしい。トップ4のバトルがあまりに白熱していたので(途中でベルばら、ではなくバルベラが脱落したが)、カメラにはちっとも映らなかったのだが。
その手負いの兄ヒロシを一度も追い抜けなかった、弟周平は、ここで一発猛アピールを期待したいところだ。


MotoGPは、ロッシが初っ端からトップを奪って、そのまま逃げ切り。後続のペドロサ、絡んでいくことさえも出来ない。圧倒的な6戦ぶりの勝利だ。そんなに勝ってなかったっけ?と思ってしまうほどのロッシの存在感だ。
開幕戦で恐るべき最高速度差を見せ付けたストーナードゥカティ、今回は全く冴えず。カピロッシも開幕戦に続いて全く冴えず。嫁さんが出産間近で帯同してないから?
王者のヘイデンもスタートで上手く一ケタ台に乗ったものの、あまり冴えないまま終わってしまう。
表彰台に手が届きそうだったホッパー、自爆転倒でリタイア。このシチュエーション、何度も見たような気がする。
予選で7位に入った中野、レースに入るとズルズルと順位を落とし、なんと15位まで下がってしまった…。後半に持ち直し、10位に入ったものの、まだまだ満足すべきではない成績だ。
そんなわけで250とは違い、あまり動きがないまま終わってしまい、どうも盛り上がらなかった。