"Son of a BIT"が今スゴイ

内原恭彦氏のサイト"Son of a BIT"が、いまベトナム撮影旅行中で毎日更新中なのだが、これがスゴイことになっている。いま一番更新が楽しみなサイトだ。

・Son of a BIT

変な表現だが、運動神経のよい写真という感じだ。状況に対する反射神経がすごく鋭い。スポーツマンやダンサーの素晴らしい俊敏な動きを見ているときのような、見るということそのものへの快感を覚える写真。ノタノタした、鈍重な感触が皆無。
写真としてのスタイルは全然異なるのだけど、以前に感想を書いたことがある、鬼海弘雄の「ぺるそな」と同質の魅力を僕は感じている。被写体の否応なさを、否定も肯定も解説も説教も無く、否応なく写し留めている。

被写体が持つエキゾチックさに僕が心惹かれている、というのも、もちろん要因として大きいのだろう。しかし、被写体であり当事者であり生活者である、ベトナム現地の人にも、この写真群のただ事じゃなさは伝わるんじゃないか、と思われる力強さがある。