SonyEricsson W52SのGPS機能

僕の携帯の使用用途のかなりの割合を、GPSでのEZナビウォークが占めているのだが、3年前から使っている機種が電子コンパス機能が無くて、ちょっと不便な思いをしていたのだ。
電子コンパスというのは、携帯のナビで、車のナビで言うところのヘッドアップ(進行方向が常に地図の上部になる)を実現させるためのものだ。
徒歩だと、いま自分が向いている方向がどちらなのかがわかることは、方向音痴の僕にはとても重要なのだ。たとえば駅の出口の入り組んだ道などでは、電子コンパスの有り無しは、ナビゲーションの威力に大きく関係するのだ。

5年前に電子コンパス付きの初代GPS携帯を使い始め、3年前から電子コンパス無しの機種に変えていたのだが、やはり電子コンパスの便利さは忘れがたく、バッテリーも弱ってきたことだし、この際、機種変更することにした。
店で聞いてみたところ、現在売っているauの携帯で、唯一の電子コンパス対応だった、W52Sというものにした。

・ソニーエリクソン ウォークマンケイタイ W52S

色は、愛車ランツァのディープパープリッシュブルーメタリックC(←色名。長い…)に似てるからという理由で、メタリックの青にした。
ポイントがいろいろたまっていたり、割引時期だったりして、結局払った金は1600円ちょっとですんだ。

さすがに3年間の技術の進化はすばらしい。一番肝心なGPSは、ワイド画面のおかげで情報量が増えたし、地図のスクロール・ズームがかなり早くなったし、サブメニューで直接縮尺を選べるようにもなった。
以前使っていたA5503SAという機種は、新品時でも、GPSを10分も使っていれば、バッテリーが1目盛減るようなありさまだったのだが、もうそんなことは全然無くなった。



ところで、駅近くに3時間ほど自転車を駐車していたら、その短時間でタイミング悪く、撤去されてしまい、市の中心部から数キロはなれた街はずれにある、放置自転車保管所まで受け取りに行く羽目に陥ってしまった。
いまこそEZナビウォークの出番である!
放置自転車保管所はバス停の近くにあるので、バスを使うようにナビで指示されるのかと思ったのだが、EZナビウォークで指示されたのは、徒歩と車の2パターンだけであった。どうやらバスはナビウォークに含まれていないようだった。これはガッカリだ。

いま調べてみたところ、東京都の都営バスならば、ルート検索に含んでくれるそうなのだ。できれば全国のバスにも対応を希望します。

数年ぶりにバスに乗った。しかもバスではいままで行ったことの無い方向だったので、微妙に路線を乗り間違えて、目的地のバス停の少し手前で方向転換するバスに乗ってしまった。
それに気づいて、急いでバスを降りた。まったく土地勘の無い住宅街の一角である。
今度こそEZナビウォークの出番である!
現在地から放置自転車保管所までの、徒歩の経路を表示させてみると、せいぜい1.2キロ程度だった。これなら戻りのバスを待つより、歩いてしまったほうが気が楽だ。

ナビゲーションを開始すると、徒歩設定なので、自動車で通るのは躊躇しそうな、住宅街の細い路地を遠慮なく突っ切るように指示される。地元民しか知らないような超ローカルルートであろう。
こういう、ろくな目印の無い住宅街では、電子コンパスのない機種だと、くねくね曲がったところで自分の方向を見失うことがよくあったのだけど、その点さすがに安心である。やはり電子コンパス機種にして良かった。
まったく迷うことなく放置自転車保管所に到着。管理費3000円を払って(高い!!!)自転車を取り戻す。

自転車に乗って、ナビの音声をイヤホンでモニターしながら帰宅しはじめた。普通の自転車程度の速度だったら追従してくれるようだ。しかし幹線道路に出たら、車やバイクで何度も通っている勝手知ったる道だったので、途中でナビをやめた。

この携帯「ウォークマンケイタイ」と銘打たれているだけあって、音楽やムービー再生機能がいろいろ豊富で、せっかくなのでいろいろ試している。ずいぶんいろいろ不満も多いけど…。それはまた別の機会に。