一ノ瀬高原キャンプ場〜一ノ瀬林道〜黒野田林道〜細野鹿留林道

昨日の続き。一ノ瀬高原キャンプ場でキャンプしている。気温が15度まで対応のシュラフに入ってちょうど良いくらいだったので、かなり気分よく眠れている。雨がテントを叩く音で1時半ごろに一度目が覚めるが、また眠ってしまう。
5時半くらいに尿意で目が覚める。外はうっすらと明るくなっている。雨は幸い止んでいるが、やはりどんよりと曇っているようだ。
テントを出てトイレまで歩いていると、ちょうど山と雲の隙間から、日の光が差してきていた。

 

画像はクリックすると、大きめのものが別ウインドウで開きます。
どうせ目が覚めてしまったことだし、早朝のキャンプ場をブラブラと散歩する。

 

  

 

すると、一匹の犬↑が僕に近づいてきた。昨日に吠えられた、このキャンプ場の上の敷地の地主の飼い犬だろう。この写真に写っている小道から上側が、この地主の土地であると看板が出ていた。僕の周りを付かず離れず歩いている。それが下段左の写真。小道を通り過ぎて沢のほうに向かったら、僕から離れて戻っていった。もしかして敷地(縄張り)をパトロールしているのだろうか。この小道が境界だと正確に理解しているのかな。



沢に到着したとたん、太陽が雲の隙間から出てきて、急に明るくなった。キャンプ場からは見えないような上流まで登っていく。

 

 

昨日に結局、汗を流せなかったので、半裸になってタオルを濡らして体をぬぐう。えらく冷たい。一気に目が覚める。



8時くらいに出発。キャンプ場から一ノ瀬林道をさらに北に向かう。最初の数キロは集落があったのだが、すぐにシーンと静まった深い山奥に入っていった。夕べの雨で路面が濡れていて、しかも泥状になっていたりもするので、運転のペースは上がらない。

 

 

ちょうどこの分岐点に来たあたりで、雲がだいぶ動いて太陽が顔を出してきた。気分良く林道を国道411方向に下っていく。

 



国道411に合流。ここまで全く他の車と出会わなかった。ガソリン残量が危ないので、柳沢峠までの登り中心の道を走るのがヒヤヒヤする。柳沢峠を過ぎれば、あとは市街までひたすら下りである。市街まで15kmほどありそうだが、予想される残り走行距離は20kmくらいだ。あまり大きな声ではいえないが、エンジンを切ってギアをニュートラルに入れて、自転車状態で下っていく。それでも速度は充分に出る。

 

なんとか営業しているガソリンスタンドを見つけて給油。たぶんあと8kmほどでガス欠していたはず。
塩山市勝沼国道20号と移動。この頃にはまたどんよりと曇ってきてしまった。ムシムシしていて暑いのもイヤだ。
久しぶりに笹子峠を通っていこうと思ったのだが、残念ながら工事で通行止めとのことだった。この峠は雲の通り道になることが多くて、気軽に山奥感が味わえて好きなんだけど…。
しかたなく道の駅甲斐大和で一休みしてから、新笹子トンネルを通っていく。トンネルを越えると晴れである。このトンネルは天候の境目になっていることが多い。



笹子峠は通れなかったので、では黒野田林道を通って東進することにする。地図はこちら。入口はわかりづらい。小さな標識で「清八峠」とあるので、その方面に進めばよい。
この林道は2年ほど前、紅葉の季節に大月側から西進したことがある。なかなか好みな道だった。今度は甲府側から東進することになる。
先日の台風の影響か、路面はだいぶ落石が多いし、紅葉でもないからいまいち単調なのだけど、交通量もほぼ皆無で、運転し甲斐のある道である。

 

 



一度、国道139に出て、細野鹿留林道に移る。ここは初めて走る道だ。地図はこちらツーリングマップルでは、鹿留川沿いのダート区間で「H16現在工事中通行止め」と記されているので、いままで敬遠していたのだ。今回、ダメ元で挑戦してみることにする。
ありがたいことに、この道はいまでは通行が出来た。しかもしっかりと締まったグラベルで、オートバイでは運転のし甲斐があって楽しい。車だと狭くて退避が難しそうかな? かなり気に入ってしまった。

 

 

そして二十曲峠というところに達したら、いきなり富士山が裾野まで、視界一面に広がっていた。地図はこちら。


いま検索したところ、この峠は撮影ポイントとして有名らしい。この近辺は田畑が広がっていて視界が広く、ドーンと富士山が視界を覆い尽くして、大迫力である。


雪の季節とかに、もう一度来てみようかな。カレンダー写真ってこういうところで撮ってるのかな。
あとは山中湖経由でいつもの道志みちを使って帰宅。途中で道志の湯という温泉に立ち寄る。あまり特徴のない温泉だけど、500円と安いのでありがたい。