雲見温泉 赤井浜露天風呂

さて本日の目的地は、ツーリングマップルで見て興味を持った、大瀬崎の「伊豆の七不思議 神池」と「波打ち際にある素朴な混浴の露天風呂 無料 雲見露天風呂」の2点だ。
まずは伊豆の七不思議に向かうべく、県道17を西に向かっていく

 

画像はクリックすると別ウィンドウで大き目のものが開きます。
すると、海に細長く、びよ〜んと伸びた半島があった(右の画像)。地形からして、これが七不思議神池があるという、大瀬崎であろう。地図はこちら
駐車場に到着すると、ここ以降は進入禁止のようだ。この地図でいうところの「シーサイドイン大瀬館」より北側は歩道しかない。ダイバーが多くいる浜を歩いて神池に向かう。

 

 

伊豆七不思議と、神池については、こちらに解説がありました。

・wikipedia 伊豆七不思議
・wikipedia 大瀬明神の神池

海から最も近いところでは距離が20メートルほど、標高も1メートルほどしかなく、海が荒れた日には海水が吹き込むにもかかわらず淡水池
駿河湾を挟んで北方およそ50キロメートルの富士山から伏流水が湧き出ている、などとする説もある一方、海水面の上下に従って水面の高さが変わるとも言われており、何故淡水池であるかは明らかにされていない。
とのことである。

 

なんだかずいぶんサイケデリックな案内看板である。
さて神池に到着した。しかし、上記リンクのような情報による先入観がなければ、単なるあんまりきれいじゃない沼にしか見えない(池っていうか、沼って雰囲気)。


 

上空から航空写真で見れば、不思議さが感じられると思うのだが、残念ながらグーグルマップの航空写真だと解像度の低いエリアで、何がなんだかわからない

残念ながらちょっと物足りないので、これまた名物であるらしい、ビャクシンを見物していく。

 

 



さてメインイベントの雲見露天風呂へと向かう。海側はもう充分堪能したので、尾根道を突っ切っていくことにする。

 

 

県道127県道411(西天城高線)県道59と南下してゆく。県道411、県道59仁科峠周辺はたいへん気持ちの良い道である。窓を開けて走れるくらい暖かいし、これはバイクで来たかったなあと思う。



ようやく雲見露天風呂 赤井浜温泉に到着したようだ。道端にこんな看板が立てられている。


「6月中旬/9月中旬」とのことである。期間限定なのか?
海岸にある温泉なので、崖を下っていくことになる。左側の画像の右下方向、暗い松の葉で隠れている部分が温泉のある場所のようだ。看板脇に狭い道があるので下っていく。

 

さあ見えてきましたよ。潮騒とポンプの動作音が聞こえる。パイプからちゃんとお湯がかけ流しされている。万が一ほかの人が入浴に来たりしたら、写真が撮れなくなってしまうので、入浴したい気持ちを抑えてとにかく撮影を済ます。





 

脱衣場はあるにはあるのだが、男女別に分かれてはいないし、洗い場もないし、ドアも窓もないし、すっかり廃墟といった趣である。実にワイルドだ。いまwikipediaを見ていたところ「テレビ朝日系西部警察Part1の「西部最前線の攻防」。露天風呂の更衣室で爆破実行。」らしい。もしかしてそれで窓とドアがないのか? なんか悪者のアジトって使われ方でもしてたのかね。

さて窓もドアもない脱衣場で全裸になって、とうとう入浴する。


 

湯温はけっこう低め。今日は暖かいから何とかなるが、寒い日はつらいんじゃないかな。いちおう、期間限定というわけではないようだ。
浴槽は3人くらいは入れそうな大きさ。浴槽の底にコケがあって滑りやすい。デッキブラシが置いてあったので、出る前に掃除をしておこう。温泉が出るパイプの近くは、まあちょうどよい湯温になっている。
パイプから温泉を掬ってちょっとなめてみると、かなり塩辛い。海水ってほど塩っぽくはないのだけど。飲まないで吐き出してしまう。
崖の上の道路からは、ちょうど松の木が邪魔になっていて見えないようだ。右手側に一般住宅があって、そのお宅からは見えるだろう。もちろん沖の漁船からは(望遠鏡を使えば)丸見え。もっとも、こういうオープンスペースの混浴なら、水着を着るほうが一般的なんだろうな。
ぬるいからけっこう長く、15分くらい入って、ようやくそこそこ温まった。女性は入浴するのにそうとう勇気が必要だと思うのだが、たとえばあらかじめ水着の上に服を着ておくとかして、ぜひ挑戦する価値あり。なかなか面白い温泉であった。

このあとは伊豆スカイライントーヨータイヤターンパイク→小田原厚木道路経由で帰宅。伊豆スカイラインを出たころには既に真っ暗だった。