グランツーリスモPSP
さんざん待たせられたGTのPSP版。待たせられた、という点を考えなければ、いい感じでコンテンツを絞り込んでいるという好印象を持った。逆に言えば、さんざん待たせられた割には物足りない、という見方もできるけど。
とにもかくにも、携帯機なので空いた時間にチョコチョコ進められるし、レジュームもできるしで、たいへんありがたい。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: Video Game
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タイヤはスポーツ3、シミュレーションはスタンダード、その他の電子デバイスはOFFでやっております。後述するが僕は旧車メインで使っているので、電子デバイスは使わないことをポリシーにしたいのだ。
ライセンス取得がゲームの進行に必須ではなくなったことに賛成。ライセンスは腕を磨きたい人が使えばいいのであって、取得していないがために参加できないレースがあるというのは好きではないのだ。
仮にレースへの参加条件を設定するならば、走行距離数とか、開催サーキットでのベストラップで十分だと思う。
チューニングパーツの購入要素が無くなったことや、チューニングできる幅が狭いのも賛成。気軽にアドホック対戦をする際に、チューニングスキルによって大幅な差が付いてしまうことを回避したのだと思う。LSDまでチューンするのは家庭用に任せておけばいいんじゃないの。
おそらくチューニングポイントが少なくなったためなのか、設定画面とサーキット間に読み込みが無くなったのが超好感度大。(もしかしたらGT5ではすでにこういう仕様になってた?)トライ&エラーが気楽に出来る。
しかし軽量化、パワー系チューンが通常レースでは出来なくなったのは、さすがに簡略化しすぎではないか。安い車やマイナー車を強く育てていくのは、GTの醍醐味の一つだろう。
ギアレシオも、さすがにファイナルくらいは変更できてもよいのでは。僕が最も気に入っているコルベットスティングレイL46とか、長いストレートの後半で吹けきってしまう。
イベントが無くなってしまったのもあまりにも寂しい。駆動方式限定とか、年代別限定とか、生産国限定とか、そういうイベントがあるからこそ、車の情報を多く入手しようというモチベーションが生じるのに。
チューニングのロード&セーブが出来ないのも痛い。僕はどのサーキットでもだいたい共通するベースセッティングをまず決めて、必要ならばサーキットに合わせて小修正をしているのだが、他のサーキットに変わる度にメモを片手にパラメータを変化させることになってしまう。面倒くさい。
これは仕方がないことかもしれないが、本体だけでデフォルトで不特定多数対戦ってできないものなのかね。アドホックパーティかXLink Xaiしか手がないのか?PS3は購入するつもりはないし、XLinkはアクセスポイントを変えなければならない(うちの場合)っぽいから敷居が高いし。
チューニングポイントやイベントが少ない代わりとして、登場するライバル車よりも速く、有利な車を探し出すのは楽しい。
例えばフェアレディ240ZGや、S800や、BMW2002や、ロータスエランS1、ダートならストーリアX4などかな。僕は旧車が好きなので例が偏っているけど。
それにしてもロータスエランのライバル車がNSXとかで、しかもコーナーではライバル車より速いっていうのはどうなの。あまりにも非現実的では。レベルBならエランがNSXに勝ってしまうとかあるし。
最もお気に入りの車は、前述したがコルベットスティングレイL46。これをいい感じの操縦性に調整するのはかなり苦労した。
リプレイで、BGMでオフスプリングとかバッドレリジョンとかSUM41とかを流しつつ、こいつで派手なテールスライドを決めている映像を見るのはたいへんカッコいい。リプレイで好みのBGMを使えるのは実にいいね。できれば曲切り替え時にクロスフェードできたら最高だが、まあメモリ的に無理だろうな。
音楽単体ではちょっと単調なオフスプリングとかバッドレリジョンとかSUM41、映像と合わせると死ぬほどかっこいい。スケーターとかのビデオに使われるのもうなづけると言うものだ。
勝つための車ならば、フェアレディ240ZGを使っている。ノーマルではアンダー傾向が強いのだが、そこをなんとか修正すると、同じレースで登場するライバル車より下のトルクが太いし、ブレーキングで安定している。それに僕が子供の頃あこがれていた車でもあるしね。この車のラリーバージョンが収録されていたら涙ものだったのだが…。