道志みち〜山中湖〜本栖湖〜甲府

今回はかなり久し振りに国道413、通称道志みちを走ってみようと思う。それ以降のコースは特に決めていない。今日はやけに空気が澄んでいて、遠くの山々までよく見えるので、眺望の良いコースを選んでいこうと思う。
今回はデジカメは、先日購入したPowershot G11だけ持って行こうと思う。一眼のサブとしてはなかなか有用であるのは確認したので、メインで本気で使ったときの使い勝手を、この機会に探ってみる。



まず国道20の藤野から、県道76を通って南下。このコースは一頃はよく使っていたが、近頃はごぶさたな感じだ。ツーリングマップルには載っていない道志ダムが懐かしい。

道端の看板を見ると「いやしの湯」とある。そういえばツーリングマップルにも載っているが、この温泉に入ったことはなかった。様子を見てみると、ちょうど営業開始したばっかりの時刻だった。源泉掛け流しとのことだし入ってみる。
すでにもうけっこうな込みようである。内部の写真はとても撮れない。外の気温はマイナス3度で強風。露天風呂で後頭部を風に当てて冷やすと気持ちいい。
それは良いのだが、掛け流しのはずなのに明らかに塩素の臭いがする。なんで?と思い成分表を見ると、3つある浴槽のうち「源泉風呂」だけが掛け流しらしい。この風呂は38度と冬には結構ぬるい。うっかりほかの浴槽に入ってしまったため、身体に塩素の臭いがしみついていて、源泉の感じが良くわからない。とりあえず無色透明で、あまり特徴はなさそう。



さて道志みちに入り西へと向かう。かなりの強風だ。木々に積もった雪が吹き飛ばされている。遅い車が前にいてペースがあがらないのだが、今日はのんびり走りたい気分なのであまり気にならない。
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山中湖近くに来ると、急に目の前に富士山が大きく現れて、否が応でもテンションがあがってくる。そういえば冬の昼間に山中湖まで来たことはなかったような気がする。


山中湖は、かなりの強風で白波が立っている。さすがにウインドサーフィンとか、いつものおなじみの光景は見られない。


山中湖を過ぎてからは東富士五湖道路へ。枯れススキが妙にきれいな色で印象深かったのだが、停まって写真を撮れなかったのが残念。

国道139に入る。路面がけっこう凍結している。と、普通に直進していただけなのに、急に車が蛇行し始めて焦る。対向車も後続車もある。反射的に2回カウンターを当てたらなんとか収まったが、少々びびった。路面のギャップか何かで前輪がハネちゃったのかな。そういえば車を4WDモードにしていなかったのであわてて切り替える。



道の駅なるさわに入る。地図はこちら。ここはたぶん初めてかな。この道の駅は目の前に富士山が鎮座している。


かなり腹が減っていたので、かけそばとビーフカレーのセットの昼食を食べるが大失敗。特にカレーは超がっかり。こんなことなら道志みちで蕎麦を食べておけば良かった。店員の態度も無愛想で食器を返しても一言も無しでむかつく。
温泉もあるが今日は入ったばかりだからいいや。

この道の駅には、併設されている無料の博物館、鉱石ミュージアムがあったので入ってみる。どうも鉱物の展示が中心っぽい。以前に行って面白かった奇石博物館を思いだし、休憩を延長して入ってみる。
しかし、奇石博物館とは違って、クリスタルパワーがどうたらこうたらとかソレ系の解説ばっかで、僕には興味がわかない展示だった。



本栖湖の北岸をめぐっていく。「旧5千円札の裏面の逆さ富士はここから」とツーリングマップルに書いてあるのだが、さすがに旧5千円札のデザインなんて覚えていない。


国道300、通称本栖みちを西に向かう。クネクネしたワインディングでどんどん標高をあげていく。ときおり路面凍結があったりしてペースはあげられないのだけど、好きなタイプの道である。


このあたりで一休みして、次はどこ行こうとツーリングマップルを眺めていたのだが、関東甲信越の16のK3で「湯の奥猪之頭林道 日本林道協会選定 眺望の良い林道日本一」などと書いてある。このページは今まで何度も見ていたはずなのに、見事に全く印象に残っていなかった。いまググって見ると、「日本林道協会」の存在は確認したのだが、「眺望の良い林道日本一」については公式情報が見つからない。せいぜいこのページくらい?
まあ、たぶん冬期通行止めだろうが、いけるところまで行ってみることにする。

国道52に入ると、身延線が並行して走っている。あたりまえだが駅や踏切がある。延々と本栖みちを走っていた直後なので、しばらくぶりに文明を見たような気がする。


さて湯の奥猪之頭林道へ向かう。ます下部温泉へと入っていき、狭い温泉街を奥へ奥へと上っていく。林道に入る。と、驚いたことに急に林が終わり、集落が斜面にへばりつくようにある。地図はこちら。


この集落をさらに登った先が湯の奥猪之頭林道だ。グーグルマップでは最大縮尺にしても表示されていない。この写真↑は集落を見下ろしたところ。雪はだいぶ残っているので慎重に上る。が、残念ながらやはり冬期通行止めだった。12月から5月末までらしい。


「眺望の良い林道日本一」は気になって仕方がない。カエデを強調した看板から推測するに、紅葉の季節が美しいのだろうか。ぜひ再チャレンジしたい。



さてそろそろ市街地へと向かう。国道300を逆戻りした後、県道414から409、四尾連湖方向へ北上する。この道は5年近く前に一度通ったことがあるはずなのだが、ほとんど覚えていない。今回は四尾連湖には向かわず、市川大門方面へ行く。


しかしなかなか宿が見つからず、甲府まで来てしまった。今日は路面凍結に気を使ったのでけっこう疲れた。宿でW-ZERO3でこれを打ち込んだり、月刊少年マガジンで連載再開カペタを読んだり、のんびりすごしている。