ハチミツとクローバー「雨の終わる場所を見た」 その2

以前に10月号の「ハチミツとクローバー」が素晴らしかったという話題を書いていたのだが、実はどうやら、この回には誤植があったそうのだ!
しかも、まさしく僕が「漫画史上に残る名シーン」と書いていたところだ。

というわけで、集英社に、訂正されたページがアップされております。
http://youngyou.shueisha.co.jp/correction/correction.html

「漫画史上に残る名シーン」と書いたはいいが、紹介できないところに歯がゆさを感じていたので、ラッキーといえばラッキーだ。

ひとつところに留まっている分には、雨というものは、ある時降り始め、ある時降り止むものだ。しかし雨の中を移動してみると、雨というものは雨雲のある範囲に降るものなので、時が来たら降り止むというだけではなく、雨の終わる「場所」というものもあるということを思い知らされる。
考えてみれば当たり前のことなんだが、考えてみるという機会自体がひとつところに留まっているだけではなかなかないことだろう。移動することによって、時間と空間は溶け合うものなんです。