ポータブルレコーダの新機種、R-4proとMR-1000

いまデジカメ感覚で、ポータブルレコーダのEDIROL R-09を買って常時持ち歩いていて、いろいろ不満もありつつも、やっぱ小さくて即録音できると言う利便性は代えがたく、なんだかんだいって愛用している。
だけど、ちゃんとスタンバって録音したいと言うときには、やっぱりスペック的にも音質的にも物足りない。デンスケ型のポータブルレコーダもやっぱり欲しいよな…と思っていたところ、なかなか良さげな新製品が出てきたようだ。

・24bit/192kHz対応の「R-4 Pro」
・R-4pro Four-Channel Recorder with SMPTE Time Code and Wave Editor

なぜか日本のEDIROLでは発表されてないようだけど。
R-4は社員時代に時々使っていた。音的には特に不満は無かったのだけど、ハイサンプルレートで4chとか、負荷が大きい状態だと、メーターの追従性が悪く、ピークが見えづらく、ものすごくイライラさせられていたのだ。もしかしたら今は改善されているかもしれないけど。
スペックアップして、24bit/192kHz対応になったということは、処理能力が上がったと言うこと(?)で、となると24bit/96kHzあたりでのメーターの追従性が良くなってくれていたら魅力的だなあと思う。

SMPTEは今のところ僕には必要ないのだが、記録できて損することは無い。
…と思ったのだが、"Master or Slave Sync with SMPTE Time Code"としか書いてない? シンクできるだけ? BWFでタイムコード込みで記録できるわけではないの? スペック表を見ても"Format: WAV"としか書いてないし。なんで? BWFで記録してデメリットは無いと思うのだが。単に記述漏れ?

話はそれるが、ある種のビデオエンコーダには、このBWFをサウンドデータとして認識しないものがあり、以前それで半日近くもトラブったことがある。ProToolsから吐いたWAVはデフォルトでBWFになっているのだ。
(06/11/5追記)ビデオ雑誌を立ち読みしていたところ、どうやらこれはちゃんとBWFで記録されているらしく、DAW上でタイムコードに合わせてペーストができるとのことであった。



・http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1000/

こちらはDSDで記録できるポータブルレコーダー。残念ながら2chまで。R-4と違い、筐体の天井にボタン類などなにもないつるつるなのが好感。バッグの中にレコーダーを入れて操作するときに便利だ。
もちろんDSDで記録したデータはPCMにコンバートできるのだが、
・http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1000/pic/p3.html
これを見る分には、なんかバッチ処理ができなさそうな、嫌な予感がしなくも無い。

どちらもお値段が気になるところなのだけど、どうもまだ情報が無いような?
なんにせよ、もう少し経済的に余裕が出来てから考えることにする。



R-09と同じクラスの、常時持ち歩き用途のレコーダーとしては、上記MR-1000の弟分機種の

・http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1/

MR-1というのも発表されたのだけど、これはハードディスク記録タイプと言うこともあって、マイクは外付けのみなのだ。
常時持ち歩き用途とすると、意外に外付けマイクって面倒で、バッと取り出そうとすると、絡まっていたりしてイライラしたりして。どうせ外付けマイクを使うのなら、ちゃんとファンタムが使えるような上記2台みたいなレコーダーで、スタンバって録りたい。



そこで、基本的には内蔵マイクを使い、いざと言うときにはファンタムが使えるような、なかなかおいしい機種も魅力的だ。

・http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h4/index.php

ZOOMのH4がそれ。昨日売っているのを見てしまい、猛烈に物欲をそそられてしまった。3万5千円台だったかな?
実際に見ると、微妙にけっこうでかい。このロボっぽいデザインもなんか妙に目立つ感じでちょっとイヤだ。
「4トラックモードの録音フォーマットは、16bit/44.1kHzのWAVファイルに固定されます。」らしいのだが、内蔵マイクステレオ+外部マイクステレオって感じの4chなのかな?

デンスケ型を買えるようになるまでの繋ぎとしては、なかなか良い選択肢かもしれない。音がどうなのかはわからないけど。