ポータブルレコーダー ZOOM H4 その2

11月にZOOMのH4を買って以来、音ネタ録音に毎日のように使っております。ザウルスで使っていた、安物のSDカードを試しに使ったら、SD Card Errorというのが頻発してまいったこと以外は、なんだかんだ言って便利に使っております。

そろそろファームウェアがバージョンアップされる時期なのではと思い、公式サイトに行ったところ、1.10にバージョンアップされてました。
とは言っても、mp3もインターフェースモードも使用しない僕には、あんまり関係なかったのだけど…。

購入した際にたいへん参考にさせていただいたサイトにも行ってみたところ、ファンタム使用時のノイズは、実際にマイクを接続していれば消えるとの報告がありました。
しかし僕がCountrymanのISOMAXでテストしたときには、たしかに「みゅ〜ん、みゅ〜ん(ピッチ下がる)」ノイズが入ってしまったのだが…。
そこで、同じくファンタムを使用できるRODEのNTG2も使用し、再度実験してみることにした。そういえばISOMAXでテストした結果にガッカリして、NTG2では最初から乾電池で給電していて、ファンタムでテストしたことは無かったのだ。

ch1(左)にISOMAX、ch2(右)にNTG2を接続、ファンタムは48V、GAINは両方ともHIGH、48kHz,16bitで録音したものを、そのまんまmp3にしたのがこれです。

http://kanaita.web.infoseek.co.jp/sample/STE-001.mp3

ch1(左)のISOMAXのほうは、やはりノイズが入ってしまっている。とはいえ、1分ほど待てば、ノイズのピッチが下がりきるために目立たなくはなる。
ch2(右)のNTG2のほうは問題なし。これなら安心して使用できる。

しかし何故にISOMAXだけにこのノイズが乗るのだろう? これは謎のままだ。構造的になにか根本的に違うのかな…。端子はXLRだけど、内部的にはアンバランスだとか?
ISOMAXを使用するときは、H4の電源を入れて1分は放置してから録音し始めることにしよう。


話は変わってH4の不満なところがもう一つ。R-09とは違い、内部にクロックを持っていないので、録音したファイルのタイムスタンプが全て"2005-09-16"ということになってしまう。これは地味だが使い勝手が悪い。
僕はデジカメ画像でもポータブルレコーダー録音ファイルでも、PCにコピーしたら、まずはファイルネームをタイムスタンプに合わせてリネームするのだが、H4ではその手が効かない。
仕方なく、録音の頭か尻に、日時を口でしゃべって録音して記録しているのだが、それをうっかり忘れると、後の整理で面倒くさいことになる。